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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
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執事長の悪事


執事長の悪事---------


「執事長の所にも行って、悪事を吐かせ他方が良さそうです。」

「処分はそれからですね。」

鍵をかけて、一旦、自分の部屋戻ります。〔テレポート〕


「あれ?、さっきの話しで何か違和感が有ると思ったのですが、

 メイド長は先代から使えていると言ったな、先代も、お父さんも吸血鬼のはず、

 と言う事はメイド長も吸血鬼?その件も聞いてみましょう」


「ちゅーパパ居る?。居たいた。

 ちゅーママ出しちゃったから、ちゅーパパここに居て頂戴」

「ちゅーパパの代わりに誰か行ける?」


ちゅー子Cが前に出ました。

「ちゅー子C肩に乗って。」


足元から、ワシワシ上って来たので、手の平に乗せて方に乗せました。

肩の上で、顔洗い~、わきの下も~・・・グルーミングでね。

不安ですか?緊張していますか?可愛いですねぇ。


執事の部屋の前に来ました、なかの様子を探ります。

「寝ている様ですね。ちゅー子C、

 ちょっとここで待っててね。中から開けるから」


〔テレポート〕ドアを開けてちゅー子Cを入れます。

〔魔眼〕「レオン起きなさい。」目を開けた途端に私の支配下に置かれます。


「質問に答えて、貴方ご主人様に言えない事をしていない?」

『帳簿を改ざんして、差額を頂いて居ります。』


「金額は?」

『月に金貨10枚ほどです』


「改ざん前の帳簿は有ります?」

『有りません、燃やしました。』


「他にやっている事を、全て言いなさい。」

『屋敷の宝物部屋の品を安物、偽物に変えて売りました。』


「今ままで売った金額は?、帳簿は残ってる?」

『金貨500枚ほど、帳簿は残っておりません』


「他には?」

『帳簿をごまかし、取れた作物の半分を商人に売却しております。』


『冒険者ギルドから来るダンジョンからの

 上がりのほとんどは私が頂戴しております。』


『王都の屋敷も売却し、なかの美術品を含め、全て私の物に成りました、

 王都には小さな屋敷が残ってます。』


『今回も何か金貨をいっぱい仕入れてきた様子、金庫に仕舞っておりましたが、

 全て頂く事にしております』


『ここの決済の重要な物は全て私が行っており、

 愚かなご主人にはこまごまとした物の決済だけをやらせております。』


「ご主人様はなぜ気づかない?」

『私は先代から使えている執事です。愚かな主人は私を信用しており、

 他の使用人の言葉は信じません。』


「主人が交代したのはいつだ?」

『10年程前に突然、息子に家督を譲ると申しまして、今の主人を連れてきました。

 それまで、後継ぎが居る事は知らされておりませんでした。


 先代の奥様は私がこの家に来た時には居りませんでした。

 今の主人の奥様は、此方に来た時に妻ですと紹介されました。」


「先代は何処に居る?」

『分りません。どうでも良い事なので。』


「今まで不正に入手した金額は?金や重要な物は何処に隠している?」

『金貨2万枚程、証拠は有りません。』


「どこに仕舞っている?メイド長の事は知って居るな。」

『金は王都の屋敷の隠し部屋に仕舞っております。』


『メイド長も小遣い稼ぎをしている様ですが、

 どうでも良い事なので放置しております。』


「近々王都に行く用事は無いのか?」

『明後日、今回の旅行で持ち帰りました金貨を運びます。

 古く、特殊な物なので、ダンジョンから出たと言う事にすれば高値で売れます』


「私は途中で合流し、王都内を同行する。案内しなさい。」

『承知致しました。』


「共犯者は居る?」

『チャックが私の奴隷です。』


「チャックはどの程度知っている?」

『ほとんどの事は知らないはずです、書類の仕分けを、

 領主と私が見る物を分けております。』


「「レオン、今夜の事は忘れてゆっくりおやすみなさい」

「ちゅー子Cここの監視、お願いね。」

ベットの下に小さな巣箱を置いて、起きます。


この二人は処分決定です。

殺しませんよ、私は今まで人を殺したことは有りません。はい。


二人で駆け落ちした事にして、何某(なにがし)のお金を持ち出したことにしましょう。

馬車もあげます。何処か遠い町で二人で余生をお過ごしいただきましょう。


ラボに連絡して、人員の確保ですが、転送出来ますかね、

アンドロイドならば、私のポシェットに転送可能でしょうか?


執事とメイド長一体ずつ、下男、メイド3体ずつ用意しておいてもらいましょう。

基本性能は私と同じ位。


馬車も欲しいです。ベアリング、サスペンションやダンパー、

ゴムタイヤ使った物。


王都の屋敷の維持にも必要かもしれない。

同じセットを二組用意しておいてもらいましょう。


とにかく、執事長が王都から戻るまで、様子を見ています。

暫くは薬草集めと、眷属探しです。

執事が王都に向っている時、監視を付けたいなぁ。


ネズミを箱に押し込め、連続7日はきついから、

一日交代を行うには帰りは〔テレポート〕で良いが、

行きが困るな。カラスみたいな鳥がいれば上空から監視できるし。


鴉って半日飛びっぱなし出来る?

明日はカラスの眷属探しをするか。


次話:ルビの朝

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