908話 チュー子DAの憂鬱
チュー子DAの憂鬱
『ねぇ、Dパパさん、私、選択を間違ったのかしら。
C姉さんの怒りと悲しみが、伝わって来て、胸が苦しいわ。
もう姉さんの顔見れないかもしれない。』
ちゅー子Cが居なくなった後、ちゅー子DAがぼそりと言うと、
『大丈夫だ、間違ってはいない、苦しみ、悲しみは時間が解決してくれる。
今は、不安を振り払ってこの道を前に進む事だ。』
ちゅーたDがきっぱりと言います。ちゅー子DAも顔を上げて、
『そうね、きっと、子供たちが育って、ララ様のお役に立てた時、
C姉さんも笑ってくれるわ。でもCパパさん・・・。』
『うん、俺が説得する。姉さんは美人(美鼠)だから、絶対大丈夫。』
『私、今の、貴方の話で不安に成って来たわ。そう言う事ではないでしょ。
その辺の与太ネズミと、Cパパさんを一緒にしないでよ。』
思わぬ反撃にチュー太Dがびっくりして居ます。
『妹が愚痴るわけだわ。あんた仕事はしっかりこなせるけど、
思わぬところで抜けているわね。
これじゃあ、一生チュー子Fちゃんには勝てないわね。』
『何で此処で妹が出て来るかな?女の思考は分んねぇなぁ』
それを聞いたちゅー子DAがため息一つ。
『はぁ。』
『それで、あんたが先に一人で行くの、一緒に行くの?』
『おお、最初は俺が行って、後から二人で行こう。』
『解ったわ、私はここに居るから、あんた言って来て。』
チュー太Dの扱いがだんだんぞんざいに成ってきます。
『分かった、確か義兄さんは・・・。
あれま、作戦本部に居るな。宴会にも来ないで、残業かよ。』
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