902話 ウオルトとオハマの合体と分離
ウオルトとオハマの合体と分離
『合体ってどんな感じに成るんだい?』
儀主人様が聞きます。
『う~ん、私が右半分、オハマが左半分を受け持つ感じでは有るんですけど、
もう一つの自分に操られている感じですかね、オハマ、お前は?』
『そう、私もそんな感じです。』
『私とオハマでは無く、二人が合わさったもう一つの自我が出来る様です。』
『ふ~ん、二人の個としての自我は有るけど、
融合した第三の自我に統制される感じか』
ご主人様が感想を言うと、ウォルトが
『そうです、そんな気がします。』
『力や魔力も高く成った様だけど、分離が8体にも成れるのは?』
『最初は、合体して、魔力も力も2倍以上がった感じが有ったので、
合体状態で分離したら何人まで行けるかな。位の軽い感じだったのですが、
やってみると、8体以上出来ましたが、戦闘、統率可能な人数は8人でした。』
『では、合体しないで分離した場合は?』
『簡単な動作なら3人、戦闘と成ると2人ですね。』
『ふ~ん、原因は魔力が上がっただけではなさそうだが?』
ウォルトが答えます。
『8人ですけど、よく見ると、
二人づつ、同じ様な動きをして居るのが判ります。』
今度はオハマが、
『ですから、実質4組の動きを制御、私と隊長が2組ずつ受け持って、
合体自我が 全体を統率していく様な感じで動いて行きます。』
ご主人様が感心した様に、
『なる程ねぇ、しかし、戦力が一瞬で8倍になるんだから、とんでもないよな。』
ウォルトが困ったように
『子爵様、8人分離は消耗が激しいので、
動きにもよりますが15分くらいが限界かと思います。』
『それでも使いどころだよな、4分割や2分割も可能で時間延長も可能だ老から、
これから検証して、お前達騎士団の武器にしてくれ。』
『『はっ!!』』
『まぁ、その話はここまでで、お前達の仲間、あたらしい騎士団、
創設メンバーについて教えてくれ。どんな奴らだ?』
次話:騎士団創設メンバー




