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小鳥
小鳥----
小鳥が居る施術室をノックするしたが、応答が無い。
DoorOpenボタンを押し、中に入る。何やらぴ~ぴ~声がする。
「おや、元気に鳴いてるね」
隣の部屋を除くと、ナースアンドロイドが餌をあげていた。
私に気が付くと慌てた様に『マスター!』と言ってお辞儀をした。
「あ!続けて、続けて。だいぶ大きくなったねぇ」
『はい。でも飛べるように成るにはあと二週間くらいでしょうか。』
「お!子狐の復活と同じくらいに飛べる様に成るな。」
「特に問題も無いね?。」
『はい、順調です。』
「じゃ、続けて宜しく。」
『かしこまりました』
お辞儀をするナースアンドロイドに軽く右手を上げ、部屋を出ていく。
次話:杖