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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
896/968

896話 お昼です:領主さま御一行。ルビ。

お昼です:領主さま御一行。ルビ。


さて、ルビちゃんはと言うと、ベリアンを膝に載せ、パトラに何やら注文して、

食事を持ってこさせています。


唐揚げをホークに刺して

『これおいし~い。』

と言って居ますが、その半分程を、膝の上に居るベリアンに上げています。


本人はこっそり上げている積りで、誰にも見つかっていないと思って居ますが、

離れた所で、パニエルが渋い顔をしています。

ボスに何か言って居る様ですが、ボスは取り合って居ない様です。


お腹が膨れて来たのか、ルビちゃんがララの方を向き、

『ララぁ、レミすごいね、縫い包みも沢山増えたけど、

 レミも沢山いたよね。あれはララが、増やしたの?』


「ああ、あれは、私も気が付かなかったのですが、

 もともとレミは5人の蛍玉妖精だったのです。


 それが、訓練で妖精になれたので、5人に分かれたんです。

 縫い包みを作ったり、動かしたりする能力も出たみたいです。」


『ねえねえ、ララ、レミたちの頭に白い可愛い、

 鼠みたいのが乗っていたけど、あれも縫い包みなの?』


「違います、あれはレミがあまりに常識が無いので、修練場で神の使徒様が、

 レミの専任教師として、派遣して下さったハムスターです。」


『ハムスターって、あの神話に出て来る尻尾の無い丸顔のネズミの事?』

「大体会って居ますけど、ちょっと違います。」


「リスの事を、しっぽのふさふさしたネズミとは言いませんよね。

 ですから、姿が似ていると言っても、親戚程近くは有りません。」


『ふ~ん』

(これ絶対分かって居ませんよね。)

「私にも、その、専任教師って言うの欲しいんだけど。駄目?」


(うぅ、あざといですね。)

ララさん引いてます。


「可愛いから欲しいじゃダメですね。あの子達見た目は可愛いですけど

 厳しいですよ。言う事聞かなければ、雷魔法でビリビリされますよ。」


『やっぱり、要らない。ベリアンが居るからいいも~ん。』

ララさんため息ついています。ルビちゃんのお相手は中々に骨が折れる様ですね。

ララさん本人のはずなんですけど・・・。


おや、ご主人様がウォルトを捕まえて、何か言いています。


次話:お昼です:領主さま御一行。ご主人様

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