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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
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ハツカネズミ

ハツカネズミ-------------


「さて、ご主人様への御注進は一旦停止。と。」

まずは皆の動向を調べるには、

今、一番簡単なのはネズミの眷属を作る事ですね。


魔力探査で調べて見ます。〔ピチョーン〕

 あれ、この屋敷ネズミいない?ジジ仕事しているのか?


少し広げて、〔ピチョーン〕いた!。納屋の藁を巣にしている。

 ハツカネズミの親子。子ネズミも働ける位には大きいな。

 良し、魔眼で動けなくして、使い魔にしてしまいましょう。


〔テレポート〕巣の傍に飛んで、手で藁を避けると居ました。

〔魔眼〕こっちを見て動きが止まりました。

「さて、親と子、雄と雌に分かれなさい。」


「我が名はルビ・ヴラド、友情の証として汝らに名を与え、使い魔とし、

 わが権能の一部を与える。」


「今後、汝らはちゅーパパ、ちゅーママ、

ちゅー太A、ちゅー太B、ちゅー太C、ちゅー太D、ちゅー太E、ちゅー太F,

ちゅー子A、ちゅー子B、ちゅー子C、ちゅー子D、ちゅー子E、ちゅー子F。

と名乗るが良い」


「対価は食事と安全な家、但し、繁殖は今(ちゅーママ)のお腹にいる子で

 一旦停止して欲しい。」


「おっ!みんな少し光って、大きさは変わらないけど、

毛色が薄くなった?目の光に知性が感じる様に成ったね。」


「さてと、この子達を安全な所・・・、自分の部屋に連れて行かなくては。」

ダミーバックに皆入れます。

「窮屈だけど、お家を用意するから、少し我慢して。」


急いでお屋敷、自分の部屋に戻ります。

何とか誰にも見つからずに到着。


皆を出して、お弁当を出して、食べさせることにしました。

みんな、すごい勢いで食べてます。


「そんなに急いで食べちゃ喉詰めるよ、お腹パンクするから、誰も取らないから、

 もっとゆっくり食べて!」

 思わず注意したけど、食べてる姿、みんな可愛いです。


「さて、この子達の御家は、荷物を入れて来たスーツケースに穴を開けて、

 私のベットの下に入れて、と。」

「巣材は、後から、リネン室からタオル持って来るから、ちょっと待ってて。」


こっそり、リネン室に行きます。バスタオルを一枚頂き、お部屋に〔テレポート〕

これを割いて、スーツケースの横に置きます。後はネズミ達におまかせ。


後は、トイレと餌だね。


(AIマスター、あなたが餌や砂を補充できるマジックバックを二つ。

 小さめのスーツケースに 穴を開けた物を二つ用意して。


 私のマジックバックに送って。《承知致しました》 

 餌とトイレ砂の管理お願いね。)


送って来たスーツケースにマジックバックを一つづつ入れて、穴の横に

「トイレ」「食堂」と記入します。


ちゅーパパ、ちゅーママだけが食べ物を出したり、

トイレの交換が出来る様に教えます。

まぁ、トイレ砂も餌もパッケージに入れて出し入れする様にしましたけどね。


皆、食事が落ち着いたので、権能について教えます。


「まず、〔帰巣テレポート〕、で、登録したこの家にテレポートで戻れるだけ。

 あと、〔念話〕〔過去の記憶の部分転写〕。

 現在見ている物が確認出来る〔同調〕。」


それぞれ確認して、スーツケース(ハウス)に入ってもらった。

「後は、ルルとジジに、教えないとネ。」


「まず、ジジね。ジジ!。来てちょうだい。」

うるさいな、とでも言う様にのっそりとやって来ました。

『ネズミ臭いな、何だ。』


先に魔眼で注意を反らした方がいいですね。

〔魔眼〕私の言葉を聞き、従いなさい。

 そこに座って動かない様に。静止を掛けて、急に動かない様にします。


バックを開けて、ちゅー達を並ばせます。

「このネズミたちは私の眷属です。絶対、襲わない様に。

 あなたはこの者の匂い、姿は気に成らなくなります。良いですね。」


ジジが静かにうなずきました。

「お前達、この猫はお前たちを襲いませんが、不用意に近づかない様に。

 襲われたら私に連絡しなさい」


「戻って、良いですよ」「ジジを帰して、次はルルですね。」

「ルル、ちょっと来て。」


ルルの顔が見えたので、〔魔眼〕

「ルル、暗示をかけます。ここに座って動かないでね」


ちゅー達を並ばせます。

「このネズミたちは私の眷属です。絶対、襲わない様に。

 あなたはこの者たちの匂い、姿は気に成らなくなります。良いですね。」


ルルが静かにうなずきました。

「お前達、この猫はお前たちを襲いませんが、不用意に近づかない様に。

 襲われたら私に連絡しなさい」


「ルル、ルビちゃんの所に戻って、良いですよ。」


次話:メイド長の悪事

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