887話 第二回ララ様眷属武闘会
第二回ララ様眷属武闘会
『8時にゃー!ララ起きるにゃー!!』
何時の間にか、タマが帰って来ていた様です。
「ウェ~~、たまなのぉ?キリねぇじゃないのぉ?」
『うにゃ~~、にゃにぉ~~、何であちしじゃ駄目にゃ~~!!!』
タマが怒って毛布をかぶったララの上で
3倍位の大きさに成って飛び跳ねています。
「ぐえ、ごべ、ベヒ。やみれ~~」
『タマ、その辺で許してあげなさい。』
キリが呆れて、タマを止めます。
タマが、ララの上からどけると、毛布をどけたララが
「タマ、あんた太ったでしょ。」
『ウギャ――。』
怒り狂ったタマがララに飛び掛かりますが、
ララが作った影魔法のホールにトプンと落とされます。
出口は闘技場、飛び出たタマは、
「やられた、悔しいけど、負けにゃ。」
そう言うと、選手控室に向います。
一方ララは、キリ姉ぇに身支度を手伝ってもらい、
闘技場に向いました。
--9:00------
『やろーどもーー!!起きやがれーー!!
飲み過ぎたとは言わせねーぞーー!!
ララ様眷属武闘会の始まりだーー!!』
『ほらほら、おらおら、起きやがれーー
領主様ご一家をお迎えするぞーー!!
ヴラド子爵様ご一家ご入場!!』あ
全員が立ち上がり、拍手でお迎えします。
領主さまを先頭に、奥様、ルビちゃん・・・・
『ぬわぁ~~~!!、ルビ様は熊にまたがってご入場だぁーー!
こ、これはウォーアクスを持てば
神話の豪傑の幼少期と同じではないかぁ~~!』
ルチアの絶叫が収まる前に、会場が大歓声に包まれます。
ハナンは恥ずかしそうに下を向いていますが、
ルビちゃんは両手を振って歓声に答えて居ます。
幼児性なのでしょうか、ルビちゃんはレミに近い所が有る様です。
さて、ご領主様のご挨拶も終わり、ララさんの開会宣言です。
「第二回眷属武闘会を開始する。者共、鍛えた技を競え合え!」
『『・・・『ウオーーー!!』・・・』』
大歓声をかき消すようにルチアのオープニングセレモニーの開始宣言。
次話:レミー出番だよ~~~!




