885話 大宴会準備
大宴会準備
厨房のドアを開けると、料理長のが頭を抱えています。ララを見た料理長が
『ララ様、宴会で何をお出ししましょう・・・。』
「ランダル、深く考えちゃ駄目、こういう時は、肉、油!」
「ベヒモスとファイヤードラゴンのお肉なら沢山あるから
唐揚げ串焼き、カツレツ、ソーセージ焼きにハンバーグ。
カレーも作ちゃおうか、ナンでも用意すれば最高だね。」
『ララ様、この前の時に言われたんですが、サラダを沢山食べたいそうです。』
「贅沢な奴だね、良いよ、門前の屋敷の厨房の連中に沢山作ってもうから。
ついでにカレーとナンも向こうで作ってもらおうかな。」
ランダルが少し元気に成ります。
『では、此処で作るのは、唐揚げ串焼き、カツレツ、
ソーセージ焼きにハンバーグ。という所でしょうか?』
「そうだね、でも、ハンバーグは止めて、ジャーケバブにしよう。」
『はい、承知致しました、門前の屋敷の厨房から此方への運搬は、
こちらで行って良いんでしょうか?、』
「うーんと、会場設定も有るから、AIマスターに連絡して、
アンドロイド2~3人寄こしてもらって。」
『料理の運搬は、都合して頂いた人員で賄って宜しいのでしょうか?』
「そうだね、マジックバック持って居るはずだから、
それで遣って頂戴。」
『会場設定と言う事は、何処でやるかは決まって居ますか?』
「それは、これから、ルチアに相談に行くよ。」
『承知致しました。会場設営はご連絡頂いてからと成りますので
それまで、料理を手伝ってもらいます。』
「良いよ、その辺の運用は任せるよ。じゃぁ、これね。」
そう言うと、”ドン”とベヒモスやファイヤードラゴンの肉を
テーブルに置いて、〔テレポート〕
門前の屋敷の厨房に飛びます。
「料理長~~!」
料理長が、トックブランシュ(シェフ帽子)前にずらし、目元を隠して、
ララの前に出ます。
「何それ、まぁ、念話で聞いてるわね。嫌なの?」
『ララ様、手も材料も足りません。』
「そう、嫌なのね。じゃあ、王都の分邸から何人か呼んで頂戴。
材料は、此処に出して置くわね。」
そう言って、グリフォンやベヒモス等、色んな肉をドカンと出しました。
「サラダは何とかなるわね。」
そう言うと〔テレポート〕飛んで行きました。
『それにしたって、カレーにジャーケバブのサラダですか、ああ、ナンも。
明日昼までにですよ、間に合うかなぁ。この体、眠らなくても大丈夫、
とは言っても、精神的に応えるんですよね』
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