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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
884/970

884話 奥様に報告

奥様に報告


奥様の部屋の扉をノックすると、パトラがドアを開けてくれます。

中に入り、ご挨拶と思ったら、奥様にギュっとされました。長いです。


奥様が、スッと、離れると、

『ララ、本当に、心配したわ。貴方の眷属焼かれたんでしょ。』


「はい、でも大丈夫です。直ぐに救急病院に転送されたので、

 2ヶ月程で復帰できると思います。

 その他にはけが人は出なかったのでご安心ください。」


『それにしても貴方の眷属達、凄いわね、

 魔物、オークやゴブリンが5万匹ですって!?

 全部倒したんでしょ。』


「はい、みんな張り切ってやっていました。」

すると、奥のルビちゃんスペースから、

『ララぁ、ハナンすごいよ、ほら、私載せても何ともないの。』


ルビちゃんを背中に載せたハナンがこちらに歩いて来ます。

ハナンが恥ずかしそうに。

『ララ様、大勝おめでとうございます。』


ララが驚いた様に、

「おっ、おう。ビックリした、そんな事言われたの初めてだよ。」


『ララ様、みんな喜んでいます。お酒が飲めるだの、武闘会だのって、

 念話が飛び交って居ますけど。宜しいんですよね。』

「そうだね、やろうか。」


話を聞いていた奥様の目がきらりと光ります。

『ララちゃん、それ、何かな?とっても楽しそうなんだけど』


ララさん、仕舞ったと思いましたが、

一度は招待しないと収まらないと思い直し、

「ハイ、今回は奥様と旦那様、ルビ様もご招待させて頂きます。


 里の方の会場で、磨いた技術を披露する事を兼ねた

 模擬戦のトーナメントで

 優勝者を決める大会とその後でのどんちゃん騒ぎです。」


『凄く楽しそうね。いつやるの。』

奥様が羽扇で口元を隠していますが、

かなり食いつき気味で聞いて来ます。


「二三日後には出来るかと思います。」

ハナンが首を傾げながら、

『ララ様、みんな今日これから遣るとか言って居ますけど・・・?。』


「ハナン、誰と繋がっているの?」

ハナンが驚いた様に、

『あの、タマとアンナです。』


「大丈夫、怒って居ないからね。タマとアンナね。

 なる程、この前の雪辱戦を遣りたい訳ね。」


ララが眷属全員に連絡します。

「模擬戦舞踏会は明日。里の闘技場でやります。

 ルチア、準備お願い。」


『ヨッシャー!!』

ルチアが吠えます。がっかりしていた分、喜びが爆発しました。

「奥様、明日、朝食後にアトラを通してお呼び致します。


 開催地が里ですので、ご主人様、奥様、ルビ様と

 私の眷属以外は入れませんので、ご容赦ください。」


『あら、残念ね。』

そう言った奥様全然残念そうに見えませんが、

ララさん気にしない事にします。


「では、私は準備の手伝いに行きますので、

 失礼します。〔テレポート〕」

そう言うとポンと音がしそうにテレポートで消えます。


『あらあら、相変わらず忙しい子ね。でも楽しみだわ。』

奥様、今からワクワクですね。


さて、ララさんは、里の厨房に飛んだ様です。


次話:大宴会準備

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