表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
880/966

880話 戦後処理

戦後処理


こちらはララ、戦闘の翌朝

『らら、起きて、会議の時間が迫って居るわよ。』

「ふぇ~~。キリ姉ぇ、お願い、代わりに出てぇ」


『名に言ってんの。昨日の戦後処理の会議よ、

 他はどうか分からないけど、これは貴方が出ないと駄目よ。』

「いやじゃ~。ねむいんじゃ~。」


そう言いながら、上掛けをぐるぐる巻きに体に巻き付け、

「白昆布巻き!」


”ぱん!”


キリにお尻を叩かれ、

『遊んでないで早く着替えて。』

怒られます。


「ふぇ~~い。」

のそのそ起きると、キリに手伝ってもらったので、

あっという間に御仕度完了です。


門前の戦略室に行くと、みんな揃って居ます。

「うわ~、みんな早いね。」


マウ元帥から、

『ララ様、みんな、大勝利の報告を聞きたがっています。

 戦闘終了の宣言をお願い致します。』


「待ちなさい、まだ報告を聞いていないよ、まずは、

 殲滅作戦の後、今までで、変わった事は?

 ブル族ブルラア、代表で報告をしなさい。」


ブルラアが立ち上がり、

『は!。ブル族族長ブルラアで有ります。狼隊、カラス隊、全ての部隊から

 現在までに、異常や、報告できる事象の報告は上がっておりません。』


「アマン、白練が緊急搬送された後、転移装置の回収に向かったようだが、

 回収は出来たのか?」


『それに付いて、報告が有ります。』

「報告しなさい。」


アマンの部下のリッチが転移装置で移動した時、何者かにぶつかり、

吹き飛ばしてしまった事、骨の体にタール状の物質が付、蠢いていた事。

床のタール状物質から触手が伸び、その先に目が付いて居て此方を見た事、


見られた事で、それ以上の情報漏洩を防ぐ為、自爆した事を報告します。

ララは、自爆の所で嫌な顔をしますが、話を続けます。


「アンデットの存在は十中ハ九知られたと思っていいね。

 今後は知られている事を前提に計画を作りましょう。


 問題は転移装置の存在が知られたかもしれない、と言う事です。

 それにより、此処に潜入を許す事に成れば大きな損害を被る事に成ります。

 マウ元帥、今後の対策を考えておいてください。」


『承知致しました。』

ララの話で大きな情報を抜かれたかもしれないと言う事で、

大勝利の浮かれた気分が霧散しています。


「さぁ、取りあえず、第一回目の防衛は成功です。

 ひとまる、まるまる、第一回防衛戦終了です。

 避難は全て解除、日常に戻ってください。」


次話:アマンと眷属

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ