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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
878/968

878話 チュー太D

チュー太D


少し戻ります。ゲネメとマスティマ公爵が会う少し前。

こちらは魔国のチュー太D、魔物の襲撃が失敗したにも関わらず、

ゲネメがアザゼルの屋敷に戻って来ません。


部下たちに指示を出し、色々と探っていると、ゲネメの拠点の一つを

見張っていた者から、連絡が有ります。

ゲネメが戻ったが、すぐ寝た様子との事。


少し様子を見ましたが、その日は、夜中の為、

ゲネメの見張りに応援を出し、休むことにします。


翌朝、何やら使い魔をあちこちに飛ばして居るとの報告です。----7:00--


チュー太Dが、独り言

『アザゼルの所にもどらないで、拠点から、外部に連絡を取っていると言う事は、

 もしかしたら、アザゼルを見限ったかな。

 

 そうすると、今日の行き先が重要に成る、

 ゲネメに発信機を付けなきゃ成らないな、


 難しく、危険な作業に成る、部下には任せられないか。

 仕方がない、私が行くとしましょう。』


ゲネメの居る拠点、部下の所に〔テレポート〕魔法の痕跡を消す為の、

拡散魔力吸収装置が有るので、隠密行動が可能に成っています。


見張っている部下から、まだ寝ている事は確認出来たので、忍び込み、

ゲネメのマントの裏側に、直径3mm程の球体発信機を付けます。


『これで、一時間に一回、微弱な電波と言う波動が出ると

 ララ様が仰って居たね。電波を出すのは0:00にセットしてあるし

 受信機は魔国内に4個隠して有るから一発で判るね。』


この拠点を見張る部下を一名追加して、

馬車が来て、ゲネメが乗り込むようなら追跡する様に指示します。

但し無理はするなと。


『ゲネメに発信機を付けれたのは、僥倖だね。

 もしかしたら、研究所も判るかもしれないしね。

 何にしても僕一人だと此れが限界かな。』


どうやらチュー太Dは子供たちが

神の修練場で育ってくれるのを期待している様です。


その日の夕方、マスティマ公爵の家紋が付いた馬車にゲネメが乗り込み、

出かけた、部下の一人が馬車に忍び込む事に成功したとの報告を受け、

『マスティマ公爵かぁ。アザゼルより賢いし、力も有るな。』


ぼそりとそう言うと、

アザゼル公爵邸に忍び込んでいる部下の大半をマスティマ公爵邸に

振り分ける事に決め、指示を出します。


この事をララに報告して、探査虫の追加も頼みます。

報告を聞いたララは、現状ちゅー太Dだけでは大変と判断し、

ちゅー子Fに探査虫をもたせ、そのままちゅー太Dを補佐する様に指示します。


次話:ちゅー子F

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