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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
873/969

873話 悪魔の国-----時間が少し遡ります。

悪魔の国-----時間が少し遡ります。


少し時間を遡ります、丁度キリがギルドに兎の粉を売っている頃でしょうか。

魔国ではゲネメがアザゼル公爵にお叱りを受けております。

当然、ゲネメは納得できるはずもなく、怒りにワナワナ振るえております。


しかし、相手が相手だけに癇癪を起す訳にも行かず、

【それでは今ある魔力で魔物4万匹程度は出せます、

 それでやってみましょう。】


と言う事に成りまして、研究所に向いました。

研究所は転移魔方陣により、アザゼル公爵邸のゲネメの部屋から、

魔国の外れ、山脈の中のに有るゲネメの研究所に飛びます。


研究所に入ると、ぶつぶつ独り言を言って居ます。

【私とて何でも出来る訳ではない。なぜ分からんのかな。


 予定が遅れているのは公爵の手下がへまをしたせいで

 素材が集まらんからじゃぞ


 そろそろ、乗り換えた方が良いかな、

 マスティマ公爵からも誘いが来ておったしな。

 ふむ、まぁ、今はこれに取り掛かるとするか。ベタ、魔力はどれ位溜まった?】


黒い、べっとりした粘菌かアメーバの様なものがもぞもぞと動き、

にゅるりと手を出し、機械を操作すると、直径30㎝程の5本ある透明な柱の一本が

光りだし下から蛍光色のオレンジ色の液体が上がってきました。


【10%位か、それでも小物を多くすれば4万匹位は何とかなりそうか、

 あそこは戦力と呼べる物も居ないから、小娘一匹捕まえるくらい

 何とか成るじゃろう。】


そう言うと、スタンビートを起こす為のダンジョンの選定、魔物の種類、

魔力の注入とテキパキと操作を続けて行きます。


【ベタ、お前はダンジョンの一つに控えて、魔物どもが捕まえた小娘を

 此処まで連れてこい。騒ぐなら眠らせろ。最悪手足なくても良い、

 だが、絶対殺すなよ。】


恐ろしい事を言って居ます。


次話:ベタが見た物

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