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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
869/970

869話 侵入------

侵入------


門前の作戦本部の横の兵舎、鴉部隊ほとんどのが出払い、

残って居るのは暗黒あんこ隊と白練しろねだけです。


『ダンジョンに便宜上名を付ける。最初に開いたダンジョンを一番、

 二番目に開いた濡羽隊が向ったのが2番、最期が3番』

マウ元帥がダンジョンに名を付けて、認識しやすくします。


『白練、一番ダンジョンに潜入、作戦通りに行動せよ。

 暗黒隊は白練をガードせよ。』


『アマン、準備は良いか?』

『マウ元帥、準備完了。指示有り次第行動に移りますじゃ。』

『よし、指示を待て。』


何やら暗号文の様なやり取り、ララさん、あっけに取られています。

置いて行かれた様な気がして寂しかったのでしょうか。

盗聴の可能性を考えてのやり取りと考え、気分を持ち直します。


白練は門前から本邸の上空に出ると、すぐに〔屈折〕を発動、

一番ダンジョンに向います。少し離れて暗黒隊、周囲を警戒しています。


〔屈折〕で見えなくなった白練は暗視ゴーグルと探査魔法の連続使用で、

周囲を探りながら、ダンジョン核の有る部屋を探します。


(『あった。と言うか、変なダンジョンです。ただ、だだっ広い、

  一階、ワンルームの奥にダンジョン核が有りますね。

  これで打ち止めかな?魔物はでて来ないですね。』)


『うん、此処にしよう。』

そう言うと岩陰に小さな精製魔石、転移門を置きます。


『置いたよー。』

そう言うと、急いで一番ダンジョンを出ます。

『テレポートが楽だけど、今回はララ様の命令で、テレポート無しだからね。』


一番ダンジョンから出た白練は、すぐに二番ダンジョンに向います。

『此処も同じだ。見えない所に転移門を隠してっと。』

『二番ダンジョン置いたよー。』


同じく三番ダンジョン入った時はまだ魔物が

ダンジョンの中にうようよしています。

『まだ一杯居るね。核の裏に、転移門置いてっと。』


飛び上がろうとした時、核の台座に付いていた、

黒いタールの様なものに羽先が触れてしまいます。


突然鳴り響く警報。慌てた白練の〔屈折〕が解除されてしまい、

魔物達に見つかってしまいました。


飛び交う怒号と魔法。

核の台座から発せられた魔法が、ファイヤーランスが白練に当たり、

羽が燃えます。


『グワァ!!』

声を上げた所で意識が飛びました。


緊急装置が作動し、白練は救急病院に転送されます。


次話:救急病院

☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 魔道具の紹介 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,


アマンの転移門:角兎1000匹分の魔石で作れる転移装置二個一対。

        一度に二人が通れるほどの大きさの門。

        相互に行き帰りの場所固定の小さな転移門

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