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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
867/970

867話 ハナンの紹介-----

ハナンの紹介-----


玄関のフロアに出ると、ハナンを出して、

手を繋いで一緒に奥様の部屋に向います。


ドアをノックするとパトラがドアを少し開けますが、

ハナンを見て、少し驚いた様です。その気配を感じてか、

握ったハナンの手に少し力が入ります。


(「大丈夫だよ」)

(『ハイ・・・。』)


直ぐにドアが開き、中に入り、ハナンを紹介します。

ハナンが綺麗なカーテシーで奥様に挨拶すると、

奥様がにっこりと微笑みますが無いか言う前にルビちゃんが飛んで来ます。


『ララ、この娘熊さんなの?』

「はい、ハナンと言って、今日みたいに避難訓練があった時に、

 ルビ様のお傍に居る事に成ります。」


あえて、ルビちゃんには避難訓練と言っておくことにしました。

『嬉しいわ、今はルルもレミもタマもだあれも居なくて寂しかったの、

 一致でお話しましょう。』


そう言うとハンナを引っ張って、奥のいつものスペースに連れて行きました。

ララはと言うと、きらりと光った奥様の眼光に逆らえず、

大人しく、テーブルに着きます。


『そうね、みんな居なくなったから、ルビも寂しそうだったわ。』

「そうですね、レミはメイドの修行中、タマは戦力で作戦会議、

 ルルは腹ぼてにゃんこですから、・・・。」


ララさん、はっとした様に後ろを振り向きます。

『あら、ララどうしたの?』

「今、爪を研いでいるルルの気配が・・・。」


その時、”ぽん”と軽い音がしたと思うと、ルビちゃんの方から、

「きゃ~~~!!」

楽しそうな歓声が聞こえます。


ハナンが人化を解いた様です。熊にしがみついたルビちゃんが見えます。

『ほ、ほんとに熊なのね。まぁ、ララの眷属みたいだし、大丈夫よね。』

奥様がルビちゃんの方を見て、独り言、自分に言い聞かせるように言いました。


「あの子はベリアの一番下の娘です。

 お花が大好きな、大人しくて優しい娘です。」

『ベリアって、あの大きなクマよね。』


「ハイ、単体では私の眷属で一番の戦力ですね。」

(あれ?、マニとポウが居るけど、良いわよね。)


奥様に色々と聞かれて、現状を説明して、問題無い事を強調して、

落ち着かせます。アトラにも状況の確認は作戦本部に問い合わせれば、

出来るから大丈夫と念押しをして居ると。


その時、作戦本部から発令です。

『スタンビート発生!!』


次話:スタンビート発生

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