866話 チュー太Dからの報告------
チュー太Dからの報告------
ララが作戦の概要を聞こうと、マウ元帥の所に飛ぶと、
チュー太Dからの報告が来ました。
(『ララ様、ゲネメが研究室から出て来ません。
おそらく、スタンビートに取り掛かった様です。
小さな振動ですが3回、有りました。
おそらく三か所のダンジョンが溢れます。』)
(「いつ頃起きそうかわかる?」)
(『早ければ今夜、遅くとも明日中には、起きると思います。』)
報告を聞いたララさん、
眷属達に警戒体制を最上級に引き上げる様を指示します。
(「早ければ今夜、遅くとも明日中にスタンビートが
お屋敷方面に向って起きます。
眷属全員戦闘態勢維持。命令を待ちなさい。」)
ララさん、お屋敷、本邸のご主人様の所に飛びます。
執務室のドアをノック。執事長がドアを開け、
入室の許可が下りると中に入ります。ご主人様に向って礼をして。
「ご主人様、早ければ今夜、遅くとも明日中にスタンビートが
お屋敷に向って起きます。みなさんは門前の
お屋敷に避難して下さるようお願い致します。」
『そうか、来るのか。して、此処は大丈夫なのか?』
「ハイ、問題無く対応できるかと思います。
今回の避難は、あくまで、不測の事態への対応です。」
『そうか、お前の言う事なら、大丈夫なのだろう。
分かった、全員避難をするよう、
決められた場所に集合する様に伝えなさい。』
ご主人様が執事長に指示を出します。
(「お屋敷に居る全員門前のお屋敷に避難します。
担当の眷属達は誘導しなさい。」)
ララは里のベリアの所に飛ぶと、
「ベリア、ハナンをルビちゃんの所に連れて行きたいんだけど、
良いかな?」
ベリアが驚いた様な、ちょと不安そうな顔をしますが、
「大丈夫、今回は顔合わせみたいなものだから、治療、回復魔法の
訓練はこの騒動が終ってからね。」
ベリアがしぶしぶです。
『ハナン、ララ様と行っておいで、ルビ様を困らせない様にね。』
「大丈夫、一緒に遊んでくれるだけでいいから。」
『はい、頑張ります。』
『ララ様、ハナンを宜しくお願い致します。』
『お母さん、行ってきます。』
そう言うと、ハナンがララの部屋玉の中に入ります。
「ベリア、そんなに心配しなくてもいいよ。じゃあ行って来るよ。」
そう言うと〔テレポート〕門前のお屋敷に飛びます。
次話:ハナンの紹介




