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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
861/970

861話 ベリアの子供達-----

ベリアの子供達-------


ベリアから念話です。

(『ララ様、私は何をすればよいのでしょう、子供達も興奮しています。』)

「わんぱく坊主どもを押さえるのは大変だね。ちょっと行ってきますか。」


ララさん、こちらにも危ない奴が居たかと、釘を刺しに行くようです。

「ベリアの子供達も興奮しているみたい、ちょっと行ってくるね。」

そう言い残して〔テレポート〕。里に有るベリアの家に行きました。


ドアをノックすると、女の子、ハンナが戸を開けてくれます。

前回の修練で人型に成る事を覚えたベリアたちは、

こちらの方が便利だと言う事で、家も人の住むに便利なように改造しました。


家に入ると、男の子二人が母親(ベリア)が

何か言う前にララの前に飛び出します。

タロンは結構分別の有る賢い子だと思いましたが、年相応ですね。


「敵が来たら、俺が一番に行って、みんな蹴散らしてやるよ。」

ジロンが、挨拶もしないで、興奮しています。

ベリアがこめかみを押さえて、困っていますね。


「こおら、今回はお前達に出番はないよ、特に、タロン、ジロン

 二人は戦闘訓練もやって居ないし、軍隊、集団行動の規律も知らない、

 もし先頭に参加したいと思うなら、そこからだね。」


ジロンがポカンとしています。軍隊と言う事も知らなかった様です。

「ジロン、お前は、警備とか、訓練とか行った事は無いでしょう。」

『知らないぞ何処でやってるんだ。』


「そうね、ベリア、ボスに頼んで、訓練に参加させてもらい様にして、

 それから、これをボスに渡して置いて。」

ララが腕輪を一つ取り出し、ベリアに渡します。


「ベリアが、母親が訓練の教官では甘えが出るだろうし、

 それは、ちょっと違う気がするからボスに預けた方が良いと思う。」

 その腕輪は魔力抑制装置


「使い方はその腕輪をしたボスが、対象の相手に触れる事で、

 相手の魔力の発現を1/10に抑える事が出来ます。

 対象の相手の数は3人までとボスの10倍の魔力持ちまで登録可能。」


『ララ様、魔力は何処に行くんですか?』

「緊急用に有る所に保管されます。」


ベリアが察したようです。

『ララ様が管理して下さるなら安心です。』

(「まぁ、腕輪が吸収した魔力はAIマスターの所に飛ぶんですけどね。」)


ボスに念話で連絡してから、

「ベリア、じゃあ頼んだよ〔テレポート〕」

ララが里の屋敷の自分の部屋に跳びます。


(『ララ様、どうしたんだい?かなり神経質に成って居る様だが。』)

ボスがベリアに念話で問いかけます。


(『家のバカ息子が飛び出しそうになったんで、気が立ったかもしれない。

  どうも、今回の侵攻が心配と言うより、次の本格的侵攻に備えたい

  様にみえるんだけど、如何だい?』)


(『確かになぁ、俺達もその線で動くとするか、俺はカポネに連絡するから、

  お前はマウ元帥に確認の念話送って降りてくれ。』)


(『了解。』)


次話:タマとアンナの実力

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