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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
859/969

859話 作戦会議------*********

作戦会議-------859---**********


時間丁度に会議室に行くと、みんな揃って居ます。

「あら、みんな早いわね。」

全員が一斉に頭を下げ、マウ元帥が


『ララ様、最初の作戦会議です。みんな気が逸って遅れる者など居ません。』

「なる程ね、では、状況と基本方針について話すね。」

みんなビシっと気合が入ります。


「そんなに緊張しなくていいよ、まず、今回のスタンビートは、間違いなく

 悪魔公爵の人族、への侵攻作戦の一部だと言う事、規模はさほど大きくなく、

 オーク50000匹程度のレベル、2、3日中に起こるだろうと言う事。」


「これが魔国駐在諜報員チュー太Dからの報告です。ここまでは良いかな?」

皆頷いています。


「今回の侵攻に関する私の基本的な方針は、大きな兵器や主戦力は出さずに、

 魔物を全部、ダンジョンも含めて頂くいて、アマンの管理ダンジョンの

 肥やしにする事、を目的とします。」


「つまり、アマンの落とし穴や、キャンディ砲は使わない。レールガンも無し。

 ベリアは出さずに此処に、作戦本部に詰めてもらいます。戦うのは、オーガ、

 狼、鴉、で行いオークや魔物を刈り取ってマジックバックに詰め込みます。


 数を競ってもいいかもね。刈り取った魔物はアマンのダンジョンに入れて

 肥やしにしてダンジョンを育てます。此処までが、私の考え、後は

 マウ元帥貴方が狼、鴉、オーガ達を上手く使ってください。」


「そうだ、鴉以外の飛行やテレポートは見せない方が良いと思う。」

『ララ様、質問。』

ボスが声を上げます。


『色々と能力を出し惜しみにするのは、

 今後大きな進行が有ると考えているからと言う事ですか?』


「そうだよ、今回のは相手の反応を見るのが目的と言う位のものだよ。

 本格的な信仰と成ると、おそらく数十倍と考えています。

 だから、本当の力を隠して、御馳走を頂きましょうと言う事です。」


「おそらくあちこちに監視の眼が有るはず、MOUSEはそいつらを見つけて、

 全部は壊さずに、重要な所見られたと思う所を潰して下さい。

 最終的に二割程残せばいいかな。そうそう、大きな進行は絶対有るからね。」


「私たちは、まだまだ弱い、本当の力を出せてはいない、だからこそ、

 力を蓄える時間が必要です。今回の侵攻は、制限された力でも十分

 勝利出来ます。だから、我慢して戦って頂戴。」


「最期に、緊急医療施設は機能しています。即死じゃない限り死ぬ事は

 有りませんが、最終的に一人の死者も出さない事が、私の命令です。」


「みんな、ヘルメットや特殊装備、受取って居るね。」

全員頷きます。


「ダンジョンの位置はクーヘンの森の方としか分かって居ない、

 鴉、狼、MOUSEに協力して、探ってみて。」


『ララ様、MOUSEや狼の絶対数が足りません。各地の警備として

 派遣されている者達を一旦戻しても良いでしょうか。』

マウ元帥からの要望ですね。


「良いよ、ただし、その場合、縮小は仕方ないけど、

 居なくなるのは困るわ、少しは残る者が居る事が条件に成るけど、

 動かして良いかどうかはキリ姉ぇに聞いてみて。」


(「キリ姉ぇ、アンドロイドが近くに居ればいいよ。

  居ない所は、鴉でもいいから、どうにか派遣して」)

(『分かった。』)


「私は、侵攻が始まったら、お屋敷の城壁に居ると思う。」

「じゃあ、後はマウ元帥にまかせて良いかな?」

『ハイ、承知致しました。』


「では、ヴラド防衛隊第一回防衛作戦会議宜しくね。

 詳細まで詰める必要は無いよ、ああ、マウ元帥は分って居るか」


「宜しくね」

〔テレポート〕


マウ元帥が、消えたララに向って敬礼をしたポーズのまま、

『くっくっく、ララ様、我々に名を下さった。

 ヴラド防衛隊、これがララ様の眷属、我々の統一された名前。


 MAUSも含めすべての部隊はこの名のもとに統合される。』

振向くと全員、感激の面持ちのまま暫く立ち尽くしていました。


次話:竜宮にて

☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 新組織の紹介 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,


ヴラド防衛隊:ララの眷属の戦闘部隊の総称

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