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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
858/966

858話 レミをご指名-------

レミをご指名--------


ララが出店をもとの位置に戻し、ギルマスはお祭りの再開を宣言します。

と、ララの所に、沢山の女の子が駆け寄り、

『ララさん、さっきの熊の縫い包み、レミ出して下さい』


ララがびっくりして

「え?どうして、レミが私の所だと分かったの?」

『だってぇ、あんな事出来るのララさんだけだもんねぇ。』


答えた子が皆に同意を得る様に他の子達の目く出せをしながら答えます。

ララさん、ため息を一つ。

「はぁ、仕方がないわね。」


「レミ、出て来な、ご使命だよ」

レミと狼達がが何もない所から、

ポンと跳び出し綺麗なカーテシーでお辞儀をします。


『キャー、レミ~~。』

レミが5人に分かれます。

『見て~レミの頭にぃ~可愛い~~!!ネズミが乗ってるぅ~~』


『丸顔よ、丸顔、鼠じゃないわ、ハムちゃんよ~~~!』

『きゃ~~~』


『ワンコもかわいいぃ~~~。』

だんだん収拾が付かなくなって来ました。


エルザとモスとマッシュ、三匹が縫い包みの狼達を離れた所から

引き気味に見ています。


エルザがモスとマッシュに話しかけます。

『ねぇ、あんた達、あの犬の縫い包み、

 ケンさんとリキさんの匂いがするんだけど、私の鼻おかしく成ったのかな?』


『やっぱりぃ。私もそう思った。』

モスが同意して、

『俺、もっと近くで確認してくる。』


マッシュが縫い包み狼達の所に行き、体に鼻を近付けて臭いを嗅いで行きます。

エルザたちの所にもどると、


『分かったぜ、しっぽだ、しっぽからそれぞれ、ケンさん、リキさんの

 匂いがする。シッポに二人のどちらかの匂いがするし、魔力も感じる。』


『でもどうやって、あれだけの数の縫い包みに尻尾の毛を入れる事が出来たの?

 二人の尻尾から無理やり獲る事は出来ないよね。』


モスが言うと、エルザが

『ボスの次に強い二人から無理やりとる事は出来ないわね。

 とすると、貰った事に成るわね。そんな事が出来るのは・・・。』


三匹が一斉にララの方を見ます。

ララも気が付き、何を言いたいのか察しましたね。三人に向って、

にっこり微笑むと、三匹も理解したようです。


『『『やっぱりね。』』』

『でも、ララ様になら、頂戴と言われれば、差し出すけど、ララ様はそんな事

 しないわよねぇ、何かと交換したと考えると判るけど、何と交換したんだろ?』


エルザが不思議そうに頭を傾げると、モスとマッシュも

同じ様に頭を傾げます。そんな三人を見たララさんから念話が届きます。

(「つまんない事考えてないで、お祭りを楽しみなさい!」)


それもそうだと思った三匹はマミーにおねだりして、

串焼肉をゲットして、お祭りを楽しみました。

他の子狼達も、保安官が戻ったので、お祭りに参戦です。


次話:作戦会議


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