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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
855/967

855話 第五次参加者の終了食事会-------

第五次参加者の終了食事会--------


食堂に入り、各自、名前の書かれた席に座ります。

マニが隣の席のララと書かれた名札が倒れている居るのを見て、

低ブルに突っ伏して、動きません。隣に座ったポウが、


〚マニ、ララ様あんなことが有るって言って居たから、忙しいのね。〛

『分かって居るよ、分かって居るけど、やっぱり寂しい。』


〚でもね、今私達にはやる事も、居る所もないから、里のララ様の

 お部屋にいちゃおうか。〛

『マニがガバット起き上がり、それがいい。行く!』


直ぐにでも飛び出しそうな勢いです。

〚マニ、御馳走食べてからね。〛

『勿論、デザートも頂かなきゃね。』


二人の席、ポウの責の隣のオト様が、ニコニコと二人の会話を聞いています。

マニが恥ずかしそうに下を向きました。


離れた席でケンとリキがポソポソ話しています。


リキ:『ケンよぉ、あのアセナの言って居たバックアップ分割、お前出来たか?』

ケン:『出来ねぇよ、三分割やっとだ、それも分かれただけ、実戦は出来ねぇ。』


リキ:『そうだよなぁ、何とか出来るのは二分割がやっとだなぁ。出来るのは

    ダリンさん、マウ元帥、マニとポウ位か?』


ケン:『馬鹿おめぇ、ダリンさんは狼通り越して神、神狼族とかになったじゃん?

    俺達と比べる方が間違ってら。それにマニとポウなんてバケモンだぞ。

    龍と巨大な白蛇、どっかの姫神様の化身だか使者だぞ。ああ桑原桑原。』


リキが驚いた様に

リキ:『お、おまえ、何でポウとマニの正体知ってんだ。』


ケン:『やべぇ。それ、絶対の内緒な、昔ボスが言って、慌てて取り消したのを

    覚えてるんだ。他言無用。話せば命に係わるってさ。

    パニエル母さんが慌てて釘刺してた。』


リキ:『うぇ。今、マニの目が光った。』

ケン:『ばか、もうしゃべんじゃねぇ。俺を巻き込むな。』


ケンとリキが亀の子みたいに首をひっこめます。もう食事処じゃないですね。



マニが椅子の下のエレンに

〚ねぇ、ケンとリキが私たちの事、何か言って居るみたいだけど、

 注意した方がいいかな〛


『マニさん、勘弁してください、私に任せて下さい。

 マニさんやポウさんが出ると洒落に成りません。私から釘を刺します。

 何なら、ララ様に頼んで忘れさせます。』


〚そうか、ララ様、魔眼持ちだもんね。うん、良いよ。〛

エレンが頭を抱えて。


(これ、ララ様に報告決定じゃないですか。

 二人とも可哀そうに、雉も泣かずば撃たれまいに。)


後ほどエレンから報告を受けたララが笑って済ませたとか何とか?



次話:オクタの街警備隊のパレード

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