852話 チュー太Dパパの子供--------
チュー太Dパパの子供--------
ララが”ふぅ”と一息つくと、チュー太Dが話しかけます。
『ララ様、お忙しい所申し訳ありませんが、
子供たちに名づけをお願いできないでしょうか。』
「まて、あんたの子供たちはまだ生まれたばかりでしょうに。
いくら何でも・・。」
『ララ様、次回の修練場での訓練に女房と子供達を参加させて下さい。
そこで訓練を受けながら育ち、向こうの時間で数か月後にお名前を
頂戴する訳には行きませんか?ララ様は途中参加できると聞いております。』
ララがちょっと考える仕草をして。
「そこまで急ぐと言う事は、こちらで何か有るのかい?」
『はい、ゲネメやベルゼブブ、貴族の監視は安全を考えると女房の兄妹では
どうしても出来ない部分が有ります。戦力が足りません。お願いします。』
「今、子供何人(匹)居るんだい」
『はい、オス3匹。メス5匹です。』
「わかった、次の修練に参加させよう。」
チュー太Dパパとチュー太Dママが頷きあって居ます。
「?、どうしたの?」
ララさんちょっと違和感を覚えた様です。
『ララ様、厚かましいとは思いますが、育児の手伝いとして、
姉も一緒に修練場に行く事は 出来ないでしょうか。』
チュー太Dママが姉も一緒に行かせたいようです。
「そう言う事ね、良いよ。」
「じゃあ、私は御屋敷に戻って、警備の強化と、クーヘンの森を調査してみる。
貴方は引き続き監視をお願い、動きが有れば直ぐに連絡してちょうだい。」
ララさん、言い終わると、返事を待たずに〔テレポート〕です。
『良し、これで、ララ様に修練場に行く許可がもらえた』
『ハイ、すぐに姉さんに連絡して、
チュー子Cママの許可を貰いに行くように伝えます。』
『いや、姉さん一人では無く、お前も一緒に行ってお願いしなさい。』
『そうね、個人では無く、私たちの総意と言う事で有れば、
少しは説得力が上がるわね。』
『そうだね、後は、協力者、後押ししてくれる方が必要。
神域での事に成るから、やはり権限のある方と成ると、
オト様?無理だな。』
『しかし、神域で事に及ぶ事は出来ない、そうなると一旦外に出るか、
可能性が有るのはタマちゃんかなぁ。あの娘食べ物に弱かったな、
買収できるかもしれない。』
おやおや、チュー太Dが何やら、ララに内緒で何かを計画している様です。
果たしてうまくいくのでしょうか。
次話:本邸警備詰め所




