848話 AIマスターへの確認---------
AIマスターへの確認--------
『ラ~ラ、起きて、もう8時半よ。黙って居たら、何時まで寝るのかしら。』
「あ~~、明日の朝まで・・・・。」
『それが言えるなら、大丈夫ね。起きて、起きて。』
毛布をはがされて、しぶしぶ起きます。
顔洗って、歯磨きして、髪を梳いてもらいながら、
「今日は何からするんだっけ。」
『始めに、AIマスターにHPタンクの確認と救急施設の確認、
ヘルメットの作成状況。次はギルドへパレードの確認と兎の粉の販売ね、
それから、アマンに落とし穴の設定確認。
だけど、タマとアンナは何処かしら?』
ララが目を詰むってタマを探している様です。
「呼びかけても返事しないけど、修練場に居るわね。ん?今はアンナと一緒ね。」
『ララが呼んでも返事をしないって、貴方、たまに何かしたの?』
「いやね、ちょっとからかって遊んだだけ~。」
キリが呆れたように
『ほどほどにしなさいよ。』
「あははは、へ~い。」
キリにジト目で見られて、あわてて、その場を繕います。
AIマスターに念話で連絡します。
(「AIマスターこの前頼んだHPタンクとヘルメット、どうなりました?」)
《はい、HPタンクはほぼ全員に行渡りました。ヘルメットは鴉の分はメイを通じて
全員の分を渡して有ります。他の者については、どの様な方にするかを
各リーダーと相談中です。》
(「鴉だけ、終わっているのは?。」)
《カラスノ場合は、形に変化を付けようがないので。ゴーグルと一体型と言う事で
了解を頂きました。》
「そうか、口ばしが有るからあれしかないか。で、救急施設は?」
《はい、一度に沢山送られた場合に、トリアージも難しいので、全て眠らせて、
培養槽に一旦入れます。その後。状況により対応します。
その為の設備も整っております。》
「了解。ヘルメットが決まらないなら、決定は私が下すよ。」
《有難うございます。出来るだけ納得した形で決めたいと思っております。》
「よしと、AIマスターの方は任せておけばいいね。次はギルドだね。」
次話:兎の粉の販売




