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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
845/970

845話 分割訓練ドレクの修練場---------修練場

分割訓練ドレクの修練場---------修練場


ぞろぞろと、ドレクの訓練場に向かいます。

「ドレク、来たヨ。」


ドレクが、ぞろぞろと入って来た連中を見て、

〚また、ずいぶんと来たもんだな。〛


「これでも選んだんだよ、今回は私も分割覚えるつもりだから宜しくね。」

それを聞いたドレクが驚いています。ぼそりと

〚本当に全部忘れているんだ。〛


それを聞き逃さず。

「何それ、その言い方は、

 私が既に分割は出来ると言う事?、それを忘れている?」


ドレクが青く成って、

〚し、しまった。ちょっと出て来る、すぐ戻るからな〛

そう言うと、テレポートでしょうか、ポンと消えます。


残されたララは、

「仕舞ったね。事を急ぎ過ぎたか、逃げられちゃったよ。

 もう少し追い詰めて、逃げられない様にして置けばよかったよ。」


「さて、こちらは始めておきましょうか、クロウ丸、一人で大丈夫?」

『問題ありません、最近はトレーナーが居ない事の方が多いですから』

「あの野郎、さぼって居るな。一回締めないと駄目だね。」


「アセナ、ティア始めたいけどいい?」

『『はーい』』


アセナが、みんなに向って、

『それじゃあ、一人ずつティアを抱っこして。』


最初はポウです。ティアを抱っこすると、

『わぁ、かわいい!!♥』


ティアがポウの顔を見ると、念話で意識の共有を行います。

二人の体がふわりと光ると、二組に続いて直ぐに三組成りました。

ティアは一人に戻って、アセナの所に帰ります。


「ポウ、どうです。」

『『『凄いです、意識が三倍に成った様です。』』』

「それぞれが訓練を行い、一人に戻ると。経験値は3倍に成るよ」


それを聞いたみんなが興奮したのか魔力の波動がザワリとします。

『ララ様、それは・・・。』

マウ元帥が、思わず声を発しますが、すぐに納得したようです。


「そりゃそうだよね、だって、三体、それぞれが経験したことが、

 一人に成れば、みんな持ち寄るんだからね。」


「さぁ、どんどんやって行こうか。」

そう言うと次次と三分身を行います。


と、みんなが順番に三分割を行って居ると、

頭に瘤を作ったドレクが戻ってきました。


次話:ドレクへの指導

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