845話 分割訓練ドレクの修練場---------修練場
分割訓練ドレクの修練場---------修練場
ぞろぞろと、ドレクの訓練場に向かいます。
「ドレク、来たヨ。」
ドレクが、ぞろぞろと入って来た連中を見て、
〚また、ずいぶんと来たもんだな。〛
「これでも選んだんだよ、今回は私も分割覚えるつもりだから宜しくね。」
それを聞いたドレクが驚いています。ぼそりと
〚本当に全部忘れているんだ。〛
それを聞き逃さず。
「何それ、その言い方は、
私が既に分割は出来ると言う事?、それを忘れている?」
ドレクが青く成って、
〚し、しまった。ちょっと出て来る、すぐ戻るからな〛
そう言うと、テレポートでしょうか、ポンと消えます。
残されたララは、
「仕舞ったね。事を急ぎ過ぎたか、逃げられちゃったよ。
もう少し追い詰めて、逃げられない様にして置けばよかったよ。」
「さて、こちらは始めておきましょうか、クロウ丸、一人で大丈夫?」
『問題ありません、最近はトレーナーが居ない事の方が多いですから』
「あの野郎、さぼって居るな。一回締めないと駄目だね。」
「アセナ、ティア始めたいけどいい?」
『『はーい』』
アセナが、みんなに向って、
『それじゃあ、一人ずつティアを抱っこして。』
最初はポウです。ティアを抱っこすると、
『わぁ、かわいい!!♥』
ティアがポウの顔を見ると、念話で意識の共有を行います。
二人の体がふわりと光ると、二組に続いて直ぐに三組成りました。
ティアは一人に戻って、アセナの所に帰ります。
「ポウ、どうです。」
『『『凄いです、意識が三倍に成った様です。』』』
「それぞれが訓練を行い、一人に戻ると。経験値は3倍に成るよ」
それを聞いたみんなが興奮したのか魔力の波動がザワリとします。
『ララ様、それは・・・。』
マウ元帥が、思わず声を発しますが、すぐに納得したようです。
「そりゃそうだよね、だって、三体、それぞれが経験したことが、
一人に成れば、みんな持ち寄るんだからね。」
「さぁ、どんどんやって行こうか。」
そう言うと次次と三分身を行います。
と、みんなが順番に三分割を行って居ると、
頭に瘤を作ったドレクが戻ってきました。
次話:ドレクへの指導




