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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
844/970

844話 分割訓練説明--------修練場

分割訓練説明---------修練場


ララが慌てて。

「ストップ、ストップ、止まれ、伏せ、お座り!」

『ララ様、それは無いです。』


犬扱いをされたマウ元帥がお冠、ポウもジト目でララを見ます。

「御免、つい勢いで。」


それでも、臨戦態勢を解いていないマウ元帥に向って。

「アセナに間違いないから、そんなに構えないで。」

『アセナは双子では有りません、片方は尋常ならざるものと判断します。』


「アセナ、戻って。一人に成って。」

『はい?』

アセナが、剣呑な雰囲気を察し、ララの指示に従います。


一人に成ったアセナを見て、マウ元帥が、ララに振り向きます。

『ララ様、また何か悪さをしました?』


「悪さはひどいなぁ。みんなを集めたのは、

 今見た、アセナの分割を覚えてもらう為だよ。」


「ここに居るのは、私の眷属の中でも特に力の強い者達ばかり、

 みんな、それぞれが二人に成れば、戦力は何倍にも成る事、

 分かってもらえるよね。」


『それは簡単に覚えられる事なのですか?』

ララの話を聞いても、みんなポカンとしていますが、流石にマウ元帥、

立ち直りが早いです。直ぐに質問を返します。


「うん、まずは、私の話を聞いて。」

そう言うと、ララがダリン達で確認した状況を説明し、

アセナにデモンストレーション


『ララ様、それはすごいですね、所で、私がそれを覚えて、

 里に帰って、他の者達にも伝授する事は出来るんですか?』

マウ元帥の食いつきがすごいです。


「ああ、そこは試していないけど、無理だと思うけど、試してみて。」

『それは先ほどおっしゃった条件がととのって居ないからですか?』

「そうだね、クロウ丸とティアの存在が大きいと思う。」


「でも二人がいなくても出来るんなら、それに越したことはないから、

 ダメ元でやってみて頂戴。」


「説明はこんな所でいいかな」

全員、頷いて、了解のサインです。

「じゃあ、行こうか。」


次話:分割訓練ドレクの修練場

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