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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
838/970

838話 縫い包みの狼--------修練場

縫い包みの狼---------修練場


「ふ~ん、ケンとリキの尻尾の毛ね、ん?毛の一部?」

ララが魔眼で見て見ると、しっぽの所に作り物の毛に混じって一本有りますね。


「ねえ、あんたたち、毛が一本入って居る様だけど、

 同じ狼は何体居るの?」


(『はっ!。我は100体、〛)

 (『我れも100体。』)

(『『まだまだ増えます。』』)


「縫い包み狼部隊かぁ、もしかしたら馬鹿に出来ないかも」

ララが魔眼でもう一度二匹を走査します。


「あんたら、ちょっと、とんでもないんだけどどうなっているの?」

「確かに特色は有るわね、片方はより素早さが、もう片方はよりパワーが

 秀でていますね。どっちにしても、ボスの所の狼達とそん色ないよ。」


「見た目は可愛いワンコの縫い包み、

 して実体はA+の魔物にも引けを取らない狼ですか、

 今、柴犬位だけど、体を大きくすることは出来るの?」


二匹が顔を見合わせると、ブンと音がしそうな勢いで大きく成ります。

「凄いね、体高が1.5m位、ケンとリキのオリジナルと同じ位ですね。」


「それ以上は無理みたいね、人型には?」

ちょっと戸惑って居ますが、変化します。

大きさはダリンを二回りほど小さくした、サンサと同じくらいでしょうかね。


『ララ様、人型に成れるのは、私ら2体だけです。

 他の者達は体をもらって居ませんので変化出来ません。』


『甲冑騎士の交代要員と言う事で、剣も持てる様にと、

 ペーシュ様がご配慮下さいました。』


「ちょっと待って、今、体を貰っていないと言ったわね。

 人型に変化すのではなく、人型の人形に乗り移ると言う事?」


『はい、大きく成る分には大きさの差は有りますが、皆出来ます。

 ただ、全く異なる姿に成る事は出来ません。』


「で、何処に入れて、何処で入れ替わっているの?」

『はい、ペーシュ様が胸の所にマジックバックを作ってくれました。』

「なる程ね、後でお礼しておかなきゃね。」


「さて、あんたらはどの状態が楽で、強いの?」

『はい、剣は持てませんが、狼の姿が一番力が出る様です。』

受け答えは全部ケンがしています。剣が立場的に上なんでしょうね。


「じゃぁ、三人に名前を付けなくちゃね。」

『『『有難うございます。』』』


三人が並んだところで、名づけをしていきます。

甲冑騎士にはニィ、狼の縫い包みにはケンイチとリキイチ、

名づけをしたとたん、雰囲気が変わりましたから、レベルアップしましたね。


「さて、アセナ、次は君ね。」


次話:アセナの分割

☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 登場者の紹介 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,


アセナのお相手、レミの縫い包み

甲冑騎士:ニィ

ケンの毛入り狼:ケンイチ

リキの毛入り狼:リキイチ

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