836話 創造神の独り言、-------神界
創造神の独り言、-------神界
〚危ないのぉ、もう少しでララの記憶の蓋が外れる所、
全ての計画がおじゃんに成る所じゃったわい。〛
〚全く、ヘスティアにも困ったもんじゃ、
友達思いなのは分らんでもないが、
まぁ、いつも水鏡でララの事を見て居った様じゃから、
苦労しているのを見て、たまらんかったんじゃろうなぁ。〛
〚怒るつもりはないが、今後の事も有るから、
これ以上の干渉はしない様に注意せんとな。〛
そう言うと、立ち上がって、ヘスティアの所に行くようです。
〚よっこいしょっと。この年に成ると、立ちすわりもしんどいわい〛
創造神がヘスティアの家に行って。
〚ヘスティア、居るかの?〛
〚来たわね、じいさん。〛
水鏡でララの動向を見ていたヘスティアは創造神が
来るだろうことは想像していた様です。
ヘスティアの使徒が創造神を出迎え。居間に案内します。
ヘスティアも居間に行き、創造神を出迎え、椅子に座ってもらいました。
創造神が言うより早く、
〚言いたい事は分って居るわ、でもね、あんまりよね。〛
〚分かっておる。わしも好きでやっている訳ではないわい〛
〚しかしな、今、余計な手出しは
奴の今までの苦労を無駄にする事じゃぞ、
今は奴を信じて、見ているしかないのじゃ。〛
〚分かってくれるな。〛
〚分かって居るわよ、そんな事。〛
〚もう少しじゃ、もう少しで事態が動く〛
はてさて、どの様に動くのでしょうか、
正に「神のみぞ知る」ですかね・・・。
次話:甲冑騎士の交代




