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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
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826話 キリのアイデア---------修練場

キリのアイデア---------修練場


食堂の前を通り、何の気なしに広場の時計台を見ると22:00、夜の10時です。

「今日は部屋に帰りますか、」

トコトコ歩きながら、ケンとリキの事を思い出します。


「あの二人、狼のアルバ族とフレッド族の副族長だから、オーガのブルラアと

 グリラアの二人を連れて歩く訳にも行かないし。

 狼の群れから二人が抜ける訳にも行かない全く困った事するなぁ。」


ぶつぶつ言いながら歩いていると、部屋の前に到着です。

部屋に入って、ソファーに座り、目を瞑って、腕を組んで居ると

キリが現れます。


『どうしたの、ずいぶんお悩みの様だけど、

 出来た眉間の皺を取るのは大変よ。』


ララが慌てて目の間をこすって居ます。

『何が有ったの、話てごらん。』

ララが狼とオーガの合体のいきさつを話すと。


『そうね、これから新しい事を遣るにも、時間がないわね。

 異種族の合体が駄目なら、同族で合体するのはどうなの?』

ララが目を丸くしてキリを見て、


「それが有ったぁ!、どうして気が付かなかったんだろう

 そうだよ、異種族合体より、難易度は低いだろうし、

 今までの事が無駄に成らない。キリ、貴方って、本当にすごいわ。」


キリは冷静です。

『そう、役に立ったのなら、良いわ。でも、同族合体って、

 体が大きく成るのは予想できるけど、他には何が起きるの?』


「うん、異種族合体の場合は、それぞれの能力を継承するだけど、

 普通は元の能力の何倍かに成るわね。

 でも、お互いの大きさや魔力量にもよるけど、


 カラスとオーガが合体して、羽が有るのに飛べなく成ったやつも居るからなぁ。

「相性も大事だね。タマとアンナみたいに二人とも魔力量が多くて、体重は軽い。

 これだと自由に飛べるけど、カラスとオーガは相性悪いみたい。」


「同族同士だと、パワーや魔力量は高く成るけど、

 体が耐えられるかどうかが肝だと思う。


 もう一つ、主導権、体の支配は何方が行うのかこればっかりは

 やってみないとが分からないね。」


『ふ~ん、すんなりとはいかないみたい。』

「うん、明日ケン達の所に行って、検証してみるよ。

 何か安心したら眠く成って来ちゃった。早いけど、今日はもう寝るわ。」


キリに支度を手伝ってもらって、おやすみなさい。


次話:朝です。

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