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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
824/970

824話 緊急災害救助マニュアル-------修練場

緊急災害救助マニュアル-------修練場


「はい、どんな事かな?」

『眷属以外でも、ララ様がお許しに成った者達はララ様の作った


 救急病院の治療を受けれるそうですが、

 私たちがその者をララ様に推薦して認められれば良いのですか?』


「うん、現状その認識で良いけど、沢山は受けれないから、

 後から何人受けられるか調べてディックに連絡しておくよ。

 でも、緊急時は一般の方は避難すべきだから、その辺も踏まえて人選してね。」


プリムが首を傾げながら質問を返します。

『う~ん、それじゃぁ、事前に転送する人を決めずに、現場で怪我した人を、

 送る様には出来ないですか?』


「そうなると、収容人数に上限が有るから、早い順に成るね。

 現場でトリアージ出来る者が必要だね。」


「そう言えば、こういう時の対応が出来て居なかったね。

 ディック、後で、グラディス達と相談して、緊急災害救助マニュアルみたいの

 作ってみて、マウ元帥に助言を求めると、良い考えを貰えると思う。」


ディックが、いや~な顔をしています。

「ディック、全部あんたがやる必要は無よ、部下を上手に使いなさい。

 グラディスたちにも私の指示と言って、使いまわしていいよ」


「どうせなら、緊急時の住民の避難、誘導、救助、警備隊や救護班がどの様に

 動くか、総合的な判断が必要だし、それに備える事も、大切。」


「今度、里で各種族の代表を集めて、その辺を協議出来る様に、

 レジュメ作って置いて。マウ元帥を引き込めばやりやすいと思う。」


ディックが話がだんだんでかく成るので、慌てています。

「会議の時期は、今回の修練が終って、此処から出た時がいいかな。

 その時までに作って置いてちょうだい。」


ララさんお得意の一人で話して一人で結論を出しました。

ディックは仲間を探す様に、目を動かしますが、皆視線を合わせようとしません。

ガックリと首を落とします。


「ほらほら、そんなに悲観しないの。ドドル、あんた手伝って上げてね。」

 とつぜん指定されたドドルが飛び上がって居ます。

(「AIマスターに丸投げして見なさい。」)


ララがドドルに念話を送ると、安心したようです。元気に成って、

『ララ様、承知致しました。頑張ります。』


(調子いいね、こいつ。

 AIマスターに手伝ってもらえるとわかった途端元気に成ったよ。)


「じゃあ、宜しくね。」

そう言って、教壇から下りて、席に戻ります。


次話:ガネーシャの講義方法

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