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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
819/970

819話 レドルとカモンテ-----修練場

レドルとカモンテ------修練場


レドルとカモンテの訓練場に行くと、大鷲程も有る大烏と10歳くらいの天狗?

「あれは、鴉天狗ですね。こんにちは、お邪魔します。」

声を掛けると、大烏の姿がぼやけると、カラスとオーガに分かれます。


ララがトレーナーである鴉天狗に話しかけます。

「ここではどの様な訓練、最終目標はどの様な事でしょうか?」


〚おぅ、ララか。うむ、今は、カラスとオーガの合体訓練じゃな。

 最終的にはオーガの体力を利用して、高高度からの偵察、全体の俯瞰、

 攻撃、戦闘では無く、偵察、情報の為、長時間飛行、滞空訓練だな。〛


「訓練の進展状況はどうなんでしょう。」

〚駄目だ、飛べん。〛

「え?、どういう意味・・・?」


〚どう言うもこう言うも無い。合体すると重くて飛べん。〛

「あの、魔力、ムービングを使っても駄目ですか?」

〚短距離、短時間なら何とかなると思うが、魔力が切れたら落ちるだけだ。〛


〚魔力を使って飛ぶだけなら、合体変身する必要は無い。魔力の無駄使い。〛

鴉天狗のトレーナ、かなりお冠の様です。


「あの、ムービングで出来るだけ上空まで上げて、

 滑空、グライダーみたいには出来ないでしょうか?」


〚その為には羽の長さを今の二倍にせにゃならん。

 やってみたが、これが限界。ほら、広げて見せて遣れ。〛


不たるがもう一度合体して、右の翼を広げます。

「わぉ。すごいね、体の大きさを考慮しても、普通のカラスの数倍はあるね。

 これでも駄目ですか。」


〚駄目だね。偵察だけなら、カラスのままでいいだろ。

 合体するメリットが何もない。〛

二人が下を向いています。


ララさん困っています。確かに現状では、役に立ちません。

でも今までの苦労を無駄にさせたくないのです。


「この状態で、空に高く上がって、滑空すると、

 それくらい飛べます?」

〚測った事は無いが、60度くらいの角度で落ちて行ったな。〛


ララさんちょっとムッとします。

(私が滑空と言って居るのに、落ちて行くとは、情け容赦がないね。

 嫌い。二人が可哀そうです。)


次話:二人の新しい課題

☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 登場者の紹介 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,


鴉天狗:大天狗の一人、鞍馬天狗の眷属。鯖(産飯)が嫌い

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