表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
817/969

817話 食堂で早めのお昼------修練場

食堂で早めのお昼-------修練場************


食堂の入ると、ジャルが忙しそうに動いて居ます。

ララが食堂のおねえさんに

「どんなもんですかね?」


ジャルの事だと察したお姉さんが。親指を立ててウインクします。

〚いいねぇ、察しがいいし、動きも早い。

 何より料理のスキルが上級だし、スープが得意だね。〛


ララが驚いています。

「あんたいつの間にレベルUPしたの?」


『はい、フインとナンシェに台所任せれる様に成ってから、

 サンチェスさんに 時々ダンジョンに連れて行って貰って居ます。』


「なる程ね。眷属の基本能力が有れば、

 ダンジョンの浅い階なら問題無いね。」


狼とオーガ。ケン、リキとブルラア、グリラアがヘロヘロに成って、

食堂に入ってきました。ヒールの魔道が感知し、作動します。

魔道具の設定どおり、半分くらい回復したようです。


4人がテーブルに着くとそろってため息を付きます。

『『『『ふぅ~。』』』』


一番若いブルラアが立ち上がり、給水器からコップに水を入れ、

三人の所に運びます。ここ、水はセルフです。


四人が水を一気に飲み干し、ケンがだるそうに、

『おばちゃん、元気のでる食い物くれ~。』

『『『俺も~。』』』


それを聞いていたララが、

「あの馬鹿ども、知らないぞ~。おばちゃんは禁句なのにねぇ」


ジャルが、慌てています。ケン達に一生懸命ジェスチャーを送りますが、

『おめぇ、何踊ってんだ?』ケン達には通じません。


〚ジャル、これ持って行きな。〛

丼四つに一杯入った生ニンニク。お盆に乗せてジャルに渡します。

元よりジャルが何か言える訳も有りません。仕方なく運びます。


丼をテーブルに置くと、

『ケンさんよ、おばちゃんは禁句だぞ。』

ケンが、丼を見てびっくり、お姉さんをチラ見してガックリ。


ジャルが、仕方がないとでも言う様に、

何処から出したのか(マジックバックですね)バターと水、フライドオニオン、

調味料をサッとかけて、〔ヒート〕、インスタントにんにくスープです。


ケンが『すめねぇ』一言って。スープを啜ると、お目目がぱっと開いて。

『う、うめぇ!』それを聞いた他の三人も、あわてて、飲みだします。


お姉さんが、パンを出すと、四人、立ち上がって、礼。

御免なさいとありがとうですかね。


食べ終わった頃を見計らって、四人のテーブルに向い、

「グリラア、レドルは何処?あんたらと一緒じゃなの?」

『レドルさんは、私らとは違う訓練をしています。』


「??、あんたら、どんな訓練してるの?」


次話:血狼と血鬼の訓練。

☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 魔法の紹介 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,


〔ヒート〕:生活魔法

      器、鍋を温め調理する。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ