表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
812/967

812話 食堂の鴉と狼------修練場

食堂の鴉と狼--------修練場************


ララさん、ガネーシャの訓練場に向おうとしたのですが、食堂の前を通ると、

カポネ、ルチア、ケン、リキの四人がテーブルに付いています。

珍しいメンバーがと思ったのですが、かなりへばっている様です。


近付こうと思ったのですが、

ケンがルチアに何やら話しかけて居るのを聞く事にしました。


『なぁよ、こんなにきついと思わなかったけど、お前の所はどうよ。』

『あはははは、もう笑うしかないよね。トレーナーはエジプトの神様ベンヌ、

 古い神様らしいんだけど”お前達はPowerを期待してはいけない”と言うのは、


 分かるし、”速さの追求”と言うのも理解できるんだけど、

 余分な筋肉や脂肪は不要だ!とか言って、まぁ、ストレッチまでは良いよ、


 でも食事の管理は勘弁して欲しいんだけど。

 ほら、うちのボスなんか声も出せないよ。少し人化が解けかかって居るし。』

ケンが、カポネを見ると本人は意識が飛んで、頭が鴉に成っています。


『そうそう、この前は次のステップだとかで、胡坐で瞑想、

 ベンヌ様が両家を上げて”1000年を見通す予知の目よ

 この者達に先見の権能を与えよ!”とか言って何か降ろされちゃったよ。』


リキが驚いた様に。

『おっ、じゃあ、その先見とか使える様に成ったのか?』

『出来るには出来るんだけど、これがとんでもない物でね。体力も魔力も

 ごっそり持って行かれる。1秒持たない。使った後は枯渇でダウンだよ。』


リキが残念そうに

『そうか、実戦では使えないか、残念。』


ケンが

『でもよ、魔力は革鎧に魔力タンクがあるから緊急補充が可能だから、

 体力を何とかすれば使えんじゃない、1秒の先読みって、無敵じゃん。』


『簡単に言わないでよ。実戦で使えるように成るには、今の体力の

 数倍は必要に成るわ。どう考えても無理だよ。』


『無理だと諦めた時が終わりだって、諦めずに努力した者が次の段階に

 進めるとララ様が前に言っていたぞ。』


ケンが言うとルチアが

『分かっては居るけど、口で言うほど簡単じゃない事、

 あんたたちも知って入るくせに。そこまで言うかな。』


それを聞いていたララさんAIマスターに連絡用チップ(メモリ)を送ります。

内容は今眷属達の持たせている魔力タンクに体力、HPを魔力と同じに

保管、出し入れ可能にする事。


「AIマスターに連絡したから、修練場から帰ったら出来ているでしょう。」

あらあら、AIマスター可哀そうに。ララさん、最近無茶ぶりが多いです。


次話:食堂のヒーリング魔道具

☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 登場者の紹介 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,


ベンヌ:エジプトの始祖神、アオサギがモデル


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ