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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
807/969

807話 食堂のお姉さん--------修練場

食堂のお姉さん-------修練場


食堂に入って、おばちゃん、もとい、おねえさんと目が合ったので、

手を上げると、目を丸くして、

〚あんた、何でここに居るの?〛


「はい、オト様に許可を頂いております。」

〚違うょぉ。ここは神域に近い所、オト様の許可が有ろうと、

 そんなに簡単に出入りは出来ないの・・。あの話は本当みたいね。〛


「あの、最後の方が気に成るんですけど、あの話って?」

おねえさんが驚いた様に口に手を当てます。

〚ううん。単なるうわさ話。あなたを神域で見たという話。〛


「へぇ、それ、本当かも。」

お姉さんが驚いた様に後に二、三歩下がります。

ララさん、ちょっと不味いかもと思った様です。


「私に似た人が居るみたいね。前にもそんな事聞いた事が有るわ。」

〚そうね、似た人ね。〛

お姉さんが安心した様につぶやきます。


「所で、最近、眷属達が困って居る様子ない?

 まぁ、疲れたのしんどいのは除いてね。」


〚血鬼のレトア、ブコイが練習場が無いと言っていたわね。〛

「忘れてた、後からオト様と相談してみる。」


〚もう一つあったわ。そう言えば、この前、人族のウォルト達が、

 サンチェスが舞踏会でやられた闇魔法の対処が判らないと、

 こぼしていたわ。〛


「あらま、割と簡単な事なのにね。魔法に効率よく対応するには、

 属性の反対の魔法か同じ属性の魔法を使う事なのにね。

 今度そんな事言って居たらララが言って居たと教えて上げて。」


〚それは、ララが言って上げないとね。お昼だから、もう直ぐ来るよ。

 これでも食べてちょっとそこに座って待って居なさい。〛

そう言って、ピスタチオのカップジェラ-トを出してくれます。


ララが何の気なしに受け取って、一口食べて。はっとお姉さんを見ます。

お姉さんがにたりと笑って、

〚美味しいでしょ。あんまりないから、みんなには当たらない品よ。〛


ララがスプーンを咥えたまま頷いています。


次話:ウォルト達のお悩み

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