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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
804/970

804話 ウサギの粉---修練場

ウサギの粉-------修練場


『はい、可能です。魔方陣を使えば私以外の者でもスイッチポン出来ますが、

 いかがいたしましょうか?』


「いいねそれ、名前はスイッチポンにしよう。

 常時発動は必要ないし、魔力も使うだろうから、起動スイッチと

 Open the doorの遠隔スイッチを付けるとすると、何が必要?」


『ホールの発動維持には少し大きめの魔石が必要ですが、起動スイッチ系は

 小さな魔石で結構です。それに、特に大きな魔石で無くても、

 小さな魔石を数頂ければ合成致しますので、問題ありません。』


「魔石の合成?出来るの?」

『はい、大きな物は私の魔力が少ない為か難しいですが、

 ホーンラビットの魔石を集めて、オーガキング位には出来ます。』


ララさんのけぞって居ます。

「うぉ~~。凄い凄い!!それ教えて!!!。」


『ララ様なら、すぐ出来ますよ。何なら、今やりましょうか?』

「やって!やって!!」

ララさんかなり食い気味です。


『ララ様、小さな魔石お持ちですか?』

『あるある!』

テーブルの上のお菓子を頬張り、その器に角兎の魔石100個程出します。


「もが、むが、こへれ・・・。」

口を押えて、ごっくん!

「これで、お願い。」


アマンが少し笑った様な?

「はい、では、やり方はララ様の精製魔石を作る方法の応用に成ります。

 私もラグジュに教わった方法をアレンジしてみたのです。」


そう言うと、

アマンが両手を広げ、角兎の魔石に魔力を注ぎます。


100個の魔石が浮き上がり回転しながら不純物を落として、

中心に集まり、融けた金属が混じり合う様に一つに成りました。


一つに成った魔石が行くり降りて来てアマンの手に乗ります。

『如何でしょうか。』

「そうか、そう言う事ね。」


「アマン、こうすると、魔石の粉が集まると思うけど。」

そう言うと、〔シールド〕を張り、

角兎の魔石を100個取り出し、合成します。


落ちた粉をタライに受けて、瓶詰にしてから、手に振りかけてみます。

「賢者の石を作る時の粉ほどじゃないけど、効果はあるね・・・。

 これ、綺麗な瓶に詰めて、ギルドで売ってみようか、いいね、それ。」


「名前は、ウサギの粉。あははは。」

「アマン、角兎の魔石、10万個、マジックボックスに送ったから、それ使って。

 出来た兎の粉は、一緒に送った瓶に詰めてちょうだい。」


アマン達が、ウサギの粉を使って驚いています。

『これは、ララ様の作った精魔石の粉?このような効果が有るのですね。』

「うん、私が皆にあげた物程の効果はないから、気楽にギルドに売れるよ。」


『しかし、作っている時にキラキラとした星がでて、落ちて無くなると

 思って居ましたが、〔シールド〕を張ると集まるとは思いませんでした。

 承知致しました。お創り致します。』


「うん、作った魔石は、落とし穴の他に、アマンの兵隊達に使って頂戴。」

アマンが驚いた様に

『有難うございます。強い兵士が出来ます。』


「そうか、兵士の強化ね。そう言う使い方も出来るんですね。」

「ラグジュ、アマン、魔石の効果、使い方、ちょっと研究してみて。

 ゴーレムを戦闘用だけじゃなく、輸送用に出来ないかとかね。」


「馬形のゴーレムで馬車引かせても良いね、いや、いっそ馬車型のゴーレムとか、

 馬車の車輪の代わりに足4本付けるとか、6本の方が安定するかな。

 足の運びは虫を参考にするといいね。」


『『し、承知致しました。』』

「あと、リモート落とし穴、準備が出来たら連絡して。」


そう言うと”ポン”と音がしそうに消えます。

ララは修練場の部屋に帰ったみたいです。


残ったラグジュが

『相変わらずですね、ララ様は。しかし、輸送用のゴーレム?、足6本ですか、

 すごいですね。何処からあ発想が出てくるのでしょう、不思議な人です。』


次話:レミの部屋、ペーシュの部屋

☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 魔道の紹介 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,


ウサギの粉:

 合体魔石を作った時に出る魔力回復粉

 精魔石の粉程の回復力は無い。ギルド販売用に検討中


スイッチポン:

 魔方陣遠隔装置。指定された者の合図を受け起動する装置。

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