795話 鴉鬼族の名付け第五次
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 新しい血鴉の紹介 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
暗黒:暗黒の名前がつくように光をまったく感じさせない黒。
カーボンブラック
濡羽:からすの羽のような艶のある黒色
呂色:黒漆の濡れたような深く美しい黒色のことです。
昔、ピアノに黒漆が塗られ、西洋で珍重されたそうです。
鉄黒:鉄が酸化したような少し赤みのある鈍い黒。
まさに鉄のような重厚な印象のある黒です。
紫黒:文字通り少し紫を感じさせる黒が紫黒色です。
白練:真っ白い練絹のような白色のことです。
生絹(きぎぬ)の黄みを消し去る技法を「白練(しろねり)」
と呼び、その白練した光沢のある絹の純白を色名にしたものです。
鴉鬼族の名付け第五次
ララが少し考えた様なそぶりをした後、
「じゃあ、メイ、この子達を羽の色別、
同系色のグループに分けてみようか、ざっくりでいいよ。」
メイが合図をすると、5色+1のグループに分かれます。(+1は白鴉)
「メイ、ずいぶん手際が良いけど?」
『はい、ララ様ならきっとその様に仰ると思い、分けて置きました。』
白以外、五色、五列に並んでいます。名は
暗黒雄羽A~K
暗黒雌羽A~K
濡羽雄羽A~K
濡羽雌羽A~K
呂色雄羽A~K
呂色雌羽A~K
鉄黒雄羽A~I
鉄黒雌羽A~H
紫黒雄羽A~I
紫黒雌羽A~H
白練
ララが一羽づつ名を呼び、眷属の儀式を行い、
合計101羽が今回新たに眷属と成りました。
「メイ、全員人化が出来る様にして置いて。」
『承知致しました。』
次話:白練のスキル。




