791話 オクタの街の城壁作り
オクタの街の城壁作り
さて、次はオクタの街です。本邸の時と同じように空中から撮影、
「う~~ん、ヘキサゴンにしょうかな。辺の部分を内側に少し凹ませると、
壁にとりついた敵を迎撃しやすいしね。闇魔法で落とし穴も良いね。」
何やら不穏な事を考えている様ですが、地上に下りると、
(AIマスター、図面引いて、街の大きさが、500m四方位だから、
街の中心から半径500mの円の中に納まるヘキサゴン、
辺が少し内側に凹んだ丸っこいダビデの星のイメージでお願い)
《承知致しました。》
「おっと、来ましたね。」
ララがAIマスターから情報を受け取って、
(AIマスター、これ結構大きいね、手伝ってよ、基礎打ちお願い。)
《ララ様、私は現世、人の見える所での大きな活動は出来ないのですが・・》
(大丈夫だよ、私が遣った事に成っているんだから、ほら、遣って、遣って)
仕方がないとでも言う様にため息一つついて、
AIマスターが基礎打ちを始めます。
その後をララが岩を積みながら、進みます。
出入口は今の街道に沿って、
王都側を正門、反対側を裏門、左右は東と西門
合計4つの門が出来きる予定です。
ララの数倍の速さで基礎打ちが終ったのを見たララが、
「ほらほら、遊んでないで、私の反対側から岩を積んで来て。」
《人が沢山出て来ましたので、無理です、これ以上隠せません。》
(じゃあ、私のを手伝ってよ、私が下の岩を置くから、
貴方が、その上に重ねて行って。それは良いでしょう?)
AIマスターが負けた様です。
《分かりました。では、行きますよ》
ララが基礎に沿って岩を置くと、AIマスターがその上に岩を重ねます。
どっこらしょ、よっこいしょ。
二人で餅つきをしている見たいです。
門の石積みも二人でやれば早いですね。それでも一日がかりで、
城壁が出来ました。
流石に魔力タンク二つ空っぽです。
AIマスターに手伝ってもら得なかったら、ちょっと危なかったかも。
流石に疲れたので、23時、早いですけど、寝ます。
次話:オーガの里へ




