775話 眷属大宴会
眷属大宴会-
ペーシュに引っ張られて、闘技場を出ると、里のララ邸の裏庭、
そこが宴会場でした。
「しかし、闘技場だけで直径200m位有るよ、里が狭く感じるなぁ、」
(「AIマスター、この闘技場、地下に出来ない?ああ、急がないよ。」)
《承知致しました。》
料理は里の屋敷のランダルやメイド達が頑張ってくれて、
結構色々な屋台が出ています。まぁ、昨晩の続きですから、
みんなゆったり飲み食いしています。
ふと気が付きましたが、今回は私がバスをしなくても、各所の転移門から
集まって来ています。
「それじゃあ、次回参加者の肩をたたいて来ますかね。」
まずは狼達の所に行こうとすると、アセナの手を引き、
ティアを抱いたサンサに声を掛けられます。
『ララ様、ティアを父、母に見せて来たいのですが、宜しいでしょうか。』
「そうだね、行っておいで、明日の朝に出発だから、
一時間前には連絡するよ」
「ん?で、ダリンは?」
『あそこで飲んでいます。』
サンサの指の先では、オーガに混じって、ダリンがエールを呷って居ます。
「良いのかい?」
『一年飲まなかったせいも有りますが、ああなるともう駄目ですね。』
「分かった、酔っぱらいを連れて行ったら顰蹙ものだからね。
「ええと、ペンタの街に移動門は・・・。」
『ああ。大丈夫です。エスメとラルダが遣ってくれたみたいです。』
(「エスメとラルダ、つまりAIマスターが遣ったと言う事ですね。」)
「分かった、じゃあ、行っておいで。」
『はい有難うございます。』
そう言うと、屋敷の玄関前の移動門に向いました。
アセナが振り向いて、手を振ってくれます。
答えて手を振ると、嬉しそうに、サンサに何か言って居る様ですね。
サンサも振向いて、もう一度お辞儀をします。
次話:明日朝出発だよ(血鬼族と人族)




