773話 MOUSEのマント
MOUSEのマント
レミの部屋玉に入って、見ると、居るわ居るわ縫い包みがわんさかわんさか、
「縫い包みの中のミニレミに怪我した者はいますか~。」
誰もいません。良かったですね。
「ちゅー子H居ます?」
端の方から、申し訳なさそうに手が上がります。
怪我はしていないと、見て取れたので、
手のひらを上にして受ける様に合わせ、
「此処に来て」
テレポートでポット、現れます。
「怪我無かった?どこ当たった?」
(『あの、背中ですけど、大丈夫です。』)
マントに小さな穴、マントをめくってみると、毛皮に小さな傷。
〔ヒール〕
直ぐに治ります。
「このマント良いわね、物理耐性、魔法耐性の付いた物を作ってあげるわ。」
『有難うございます、嬉しいです。
でも、あの、ちゅー子Cパパに相談して頂けますか』
「そうだね。」
(「AIマスター、マウ元帥にこのマントの件伝えて、どんなのが良いか、
相談して造って頂戴な。」)
『承知致しました。』
「さぁ、みんな表彰式だよ。会場に戻るよ。」
そう言うと全員会場に出します。
皆びっくりしたようですが、いそいそと、レミの部屋玉に入って行きます。
次話:表彰式




