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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
755/969

755話 到着:わんぱく子犬にボス怒る。

到着:わんぱく子犬にボス怒る。


竜宮の転移門から出るとご苦労さんのお食事会かと思ったのですが、

そのまま里の方に直行、そちらで宴会だそうです?

修練場と此方では時間の流れが違い、こちらはもう夕方23時でした。


着いた途端に、眷属達、特に狼達に囲まれて、大歓迎を受けます。

特に、小犬|(子狼)達の歓迎がものすごく、一瞬で倒され、

ぺろぺろ攻撃。嬉ションしている子もいますよ。


「こ、コラー!、やめなさいー。〔バリアー〕」

子供を引きはがす様にバリアーをはると、

子犬達が転がって行きます。


パニエルが飛んで来て、

(『ララ様、申し訳ありません!』)

「いいけど、子供達も大きく成ったねぇ。」


(『はい、此処は環境が良いので、安心して育てれるのは良いんですけど、

  子供たちが、わんぱくに成って、

  夜、暗く成ってから探しに行く事もしばしばです。』)


近くでパニエルの話を聞いていたボスが、のそりと動き出し、

子供たちに一瞥いちべつをくれた後、狼広場に向います。

首の後ろの毛は立って居ます。怒って居ますね、あれは。さてさて。


ボスが、狼広場に着くと、『グウォ~ン!』吠えます。集合を掛けた様です。

狼達が急いで、広場に集合しました。集まって来た狼達に動揺が見られます。

ボスがこの様に集合を掛けたのは初めてで、何事かと思って居る様です。


ボスが、子供達は前に出る様に指示しましたね。前で纏まっています。

ボスが子供達を睨むと、漏らしてしまう子も居ます。少し威圧を掛けた様です。


おっ、ボスの念話

(『群れのルールはパニエルから教わっているはずだ、それが守れないなら

  群れに居る事は出来ない、勿論、ララ様に仕える事も出来ない。


  ララ様が許しても、俺が許さん。群れを出てもらう。その時は、

  ララ様から預かった物、能力全てを返してもらう事に成る。

  覚悟があるなら、群れに居たくないのなら、申し出よ。』)


そんなこと言われて出て来る者はいませんよね。

もし出てきたら、それはそれで、使い道が有りますけどね。


(『今回は許すが、今後、俺の居ない間にその様な事が有れば、

  群れに居れないと思え、解散!』)


パニエルがボスの前でこうべを垂れています。

上手く指導、統率が出来なくてごめんなさい、と言う所でしょうか。


まぁ、パニエルはやさしい女王様ですからね。

今回の事は、パニエルの後ろにはボスが居る事を示した事で、

良かったのでしょう。


さて、宴会の準備も整った様です。


次話:宴会の司会は三番隊隊長ルチア

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