表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
753/970

753話 打ち上げ

打ち上げ


司会のタロンが

『それではみなさん、食事も出た所で、召し上がりながら。

 有志たちのショーをご覧ください。』


『最初は黒のエンジェルメイド、バージョン2です。どうぞ!』

 上から飛んで来たのは、


「ん、ん?ケンタウロス?違う、狼の体に羽が付いて、メイドの上半身

 体はロッテで羽はアンナ、上半身がたまですね。」


舞台に降りると、三人に分かれます。

「おや、ロッテだけ白のメイド服、三人同じより見栄えが良いでね。」

三人で歌い出します。


『『『青い空に白い雲、守って見せますこの街を・・・・』』』

女の子らしい、軽いテンポでユニゾンからハーモニー、心地良い歌声です。

「フォーメーションも良いですね。短い時間に頑張りました。」


「作詞作曲はだれ?」

皆の盛大な拍手に送られて退場します。


次は燕尾服の男性です。

「??。クロウ丸かぁ。何時の間に人化を覚えたんだろ。

 おっ、タップダンスです。いいですね、どこかで聞いた様なリズムですが?」


途中から音がダブって聞こえます。影に隠れていたように、

クロウ丸がもう一人後ろから現れます。


「あれ?二人?出来る様になりましたね、分身。

 あっ、もう一人、三人。二人まで出せますか、」

でも三人でタップダンスは苦しそうです。


最期はぱっと一人に成ってお終い。

「此れも盛大な拍手です。」

皆びっくり、幻影とでも言っておきましょう。


そして、クキ、シオンが左右の袖から歌いながら出て来ます。

二人が並んで正面を向くと。5人のレミが左右からパタパタと走って来て、

ぽんぽん持って、バックダンサーです。


「此れならレミも失敗しないでしょう。」

と思って二人の透明感のある綺麗な歌声に聞き入っていると。

デデ~ン『『きゃ~。』』驚いて目を開けると、


二人とレミ達がヒュドラの下敷きに成っています。

「なんで?」


司会のタロンが助けに入って。

『申訳有りません、レミのピラミッドが崩れた模様です。』


「?何で?」

『今、画像を送ります。』


タロンが転送して来た画像を見ると、

「何で、そこでヒュドラが出て来る?」


どうやら、下三人、二段目二人で、三段目に誰かを呼び出そうとして、

ヒュドラが出てきたと、それでクキ、シオンを巻き込んでドシャンですね。


でも、みんな大喜び、指笛、足どんどん大盛り上がり。

誰かが、

『さすが、レミだわ、絶対外さないよね』


その歓声にレミーズが並んでお辞儀、ヒュドラもお辞儀しましたが、

足がもつれて、つないだお手手でみんな仲良くすってんころりん。

更に大歓声のうちに退場しました。


出し物も終わり、大歓声のうちに、宴会は終了と成りました。


次話:出発

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ