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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
744/968

744話 サンサの出産

サンサの出産


食堂に行って、ジュースをジュルジュル飲みながら、

確認に行かなければ成らない者達を考えます。

「タマとアンナ、クロウ丸、エンドラ、え~と、それから・・・。」


ぼんやりと考えていると、急にアンからの念話が頭に飛び込んできます。

(『ララ様!!。サンサさんが産気づきましたあああ!』)


びっくりして飲んでいたジュースが変な所に入ります。

「ゲボゲボボボ、ゲゲホンゲホンゲホン、」


と、アンがアセナを抱いて、飛び込んできました。

(『二人とも落ち着いてぇー!』)


アンがワチャワチャに成っているのに比べ、

赤ちゃんのアセナが一番冷静です。


(『大丈夫だよ!、オト様に連絡したから、

  母さんはもう診療所に入って居るよ。慌てないで。』)


ララがゲホゲホい言いながら、アンをアセナごと抱いて落ちつかせます。

「アン!、アセナが苦しがってるよ、落ち着いて、大丈夫だから。」

アンがはぁはぁ言いながら、ララの目を見て徐々に終点が定まります。


『ララ様、私・・・。』

「はい、落ち着いて、診療所にはDrが来て居るはず、サンサは二度目だし、

 犬系のお産は軽いと言われているから、大丈夫だよ。」


『ア、アセナちゃん、ごめんね、あの時私しか居なくて、

 パニックに成ったみたい』

(『私の言う事も聞こえないんだから、こっちがびっくりしたわよ。』)


アイが少し怒っている様ですが、アセナが慰める様に。

(『大丈夫だよ、母さんは強いから、それにもう直ぐ生まれるみたい。』)

アセナがそう言った途端、ララが


「あっ、生まれた。」

何かを感じ取った様です。オト様からもみんなに念話で、

〚生まれたわよーーー!、かっわいい女の子ぉ!〛


ララが診療所の方を向くと〔テレポート〕

ゴン、何かにぶつかって弾かれます。

産室の周りに何者も通れない結界が張られています。


「いった~い。何で?」

オト様が念話で

〚ララ、今は駄目よ、もう少し待って。〛


そう言われて、ララも軽率だったことに気が付きます。

「御免なさい、待って居ます。」


次話:私の名前はティア


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