表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
740/968

740話 蠅の潜入

蠅の潜入


ヴラド邸のオオカミの巣の近くに身を隠すと、魔力が外に漏れないように、

自分にシールドを掛けます。暫く様子を見ていると、転移間近のオオカミは

広場の前で寝そべっている事が解りました。


そこで、適当なオオカミ二匹を蠅達に記憶させ、飛ばします。

上手く毛皮に潜り込んだようです。


10分ほどすると、転移が始まるらしく、

オオカミ達が広場の中央に進むと、消えました。


蠅は落ちていない事から、一緒に転移したと判断し、

ジョジも一旦その場から離れます。


30分程して、ジョジが先ほどの魔所に戻り、待ちますが、蠅が帰って来ません。

一時間、2時間・・・・10時間たっても帰って来ません。


一方、狼と一緒に転移した蠅は、門前には入れましたが、

里には入れませんでした。


門の前でふるいにかけられ、落とされてしまい、一匹は阿形に潰されましたが、

もう一匹は落ちた所が良かったのか、見つからずに逃げおおせました。


その後、屋敷の中に入ろうとしたが、入り口の前で、

本能に訴える危機感を感じ、慌てて距離を取ります。


茂みの中で前足をスリスリして考えましたが、入るのは諦め、

20分ほど飛び回り、オオカミを待ちますが、数時間待っても来ません。


他の狼達は来ましたが、乗って来た狼が来ません。

命令は乗って来た狼で帰ると言う事なので、

待ちます。一日が経過後、来ました。


上手く乗れ、狼広場に着きます。直ぐに草むらに隠れて、

命を下した相手を待ちます。


まもなく、念話のショートメッセージが届いたので、

傍に飛んで、回収されます。


(【ふぅ、心配したが、無事に回収できた。

  さて、すぐにご主人の所に行かなくては】)


ジョジはすぐにでも見たい欲望に絶えて、

主人、ベルゼブブの屋敷に急ぎます。


次話:蠅が見たもの

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ