表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
738/968

738話 ジョジの考察

ジョジの考察


ジョジが眷属をヴラド邸に放ち、受取った情報を整理しながら考えています。


屋敷の中に入り込んで動き回る事が出来ないので有れば、外から、

覗くしかないと、考え、窓枠の隙間に忍び込みむ。

しかし、これもカラスやネズミにつかまる。


おかしいのは、カラスやネズミに捕まっても、食べられるわけでは無く、

ただ、殺されて、廃棄される。


そう思って、見てみると、この屋敷の周りに居るカラスや、狼、鼠までも、

まるで、屋敷を守っている様な行動をとる。


カラスはまだ良いとして、狼が、屋敷の周りをうろついて居るのに、

屋敷の人間は何も感じていない様子、いや、人だけでは無く、馬たちも、

警戒さえしない。これは何か有ると考え、狼やカラスを見張る事にした。


暫く見ていると、こいつら、とても頭が良い。そして、食料は

マジックバックから出している様だが、狩りに行った様子もない。

更に見ていると、こいつら、吸血鬼独特の魔力を漂わせている。


1~2匹なら有るようだが、沢山の動物を眷属にする吸血鬼は聞いた事がない。

しかもざっと見ただけで数十匹は居る様だ。


ヴラド子爵は吸血鬼だと聞いたが、動物を眷属にして、屋敷の警備をさせる、

しかもこんなに沢山。かなり位の高い吸血鬼なのか?、いや、そんな話は

聞いていない。まさか、ララ?いや、あいつはメイドで吸血鬼じゃない。


分からないながらも、じっと狼達を見ていると、おかしい事に気が付きます。

2~3匹グループに成って行動しているが、時々、入れ替わっている様だ。

狼の巣の広場で、グループのリーダーらしき者が、ひと吠えすると、


グループ全員が消える。少しすると、違うグループがそこから現れる。

何処かに転送されているようだが、魔方陣なんて見えない。分からん。

しかも、巣だと思って居たが、子供が居ない。転移した先に何が有るのか?


そう思って、一度広場に、Gを一匹向かわせたが、簡単に殺された。

次は見つからぬ様、小さい、茶羽Gをパトロール中の狼の毛の中に

潜り込ませ、一緒に転移したと思ったら弾かれたように地面に落ち殺された。


【これは一度戻って、ご主人、ベルゼブブ様にご相談した方が良いですね。】


独り言をうと魔物の森ダンジョンのある街に飛び、

近くにある魔国の入り口から入り、ベルゼブブの居る屋敷まで飛行します。


次話:ベルゼブブ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ