732話 魔国のMOUS部隊
魔国のMOUS部隊
「そうだ、チュー太Dママの家族、お母さんや姉妹、どうなったの」
『はい、無事保護して、メモリーチップを回収したり、
私の仕事を手伝ってもらって居ます。』
「う~ん、チュー太、どうです、眷属にします?
そうすれば仕事の効率も上がるし、危険、猫ぐらいなら、
簡単に撃退できるけど。する?」
チュー太DとDママがお目目まん丸で驚いています。
『宜しいんですか?すごくうれしいし、助かりますけど・・・。』
「かまわないよ、この魔国にチュー太Dを頭とする、
MASUの勢力が出来る事はとても望ましい事だからね。
これから、色んな町や国で、そう言う勢力を伸ばしたいね。」
「じゃあ、呼んできて、いや、すぐ来れる?」
『多少時間が掛かると思いますが、』
「じゃあ、これ持って行って、」
そう言って、ララの部屋玉を出します。
「此れに入ってもらえば、
マジックBOXに入れてテレポート出来るからね。」
『はい。』
チュー太Dは受取って、〔テレポート〕それから5分もしない内に
戻ってきます。
部屋玉を出して、回収してきた四匹を出します。
それぞれにチュー太D,マム、チュー太DA、チュー太DB、ちゅー子DA、
名づけと眷属化を行いました。
チュー太Dに革鎧を4着渡して、
「チュー太D、Dママを含めた5人に革鎧の使い方、里恵の入り方、
基本的な魔法の使い方を教えてちょうだい、
忙しければちゅーパパに 丸投げしてもいいよ。
そうだね、本家の者達と仲良く成る為にもその方がいいかな。
うん、これから新しい眷属は里で研修する事にしよう。」
ララが一人で話して、一人で結論が出た様です。
チュー太Dが相変わらずだなぁと見ています。
「おっ。」
ララのマジックバックにAIマスターにが何か送って来たようです。
「探査中生体偽造型が出来たみたい。」
そう言うと箱を取り出し
「さっきの話、潰された時の偽装が出来る探査虫が出来たみたい、
何種類かあるみたいだから、確認して。」
そう言うと箱をチュー太Dの前に置きます。
チュー太Dがムービングで箱を開け、探査虫を取り出します。
『ふ~ん、いつもの探査虫よりほんの少し大きく成った?』
チュー太Dママが慌てて、
『貴方、嫌よ、潰さないで。あなたがそう言う顔をする時、
とんでも無い事するんだから、止めてよ。』
『いや~、別にぃ・・』
これはやる気だったのですね。不満げに探査虫を箱に戻します。
「プッ」
ララが後ろを向いて吹くとDママが、はっと気が付き、
チュー太Dの後ろに隠れました。恥ずかしかった様ですね。
「まぁ、上手く使って頂戴。
これからアザゼル公爵やゲネメ、こいつらが、いつ何をやるのかが
判ると助かるけど、見つからない事が大前提だから、気を付けてね。」
「それじゃあ、私は帰るけど、Dママたちの訓練は、ちゅーパパと
相談して決めてくれればいいよ。また何か動きがあったら、連絡頂戴。」
〔転移門転送〕
ララが言うだけ言うと勝って行きました。
『相変わらず忙しい方ですね。で、ララ様どうでした?』
新しく眷属に成った4人に聞きます。
『会ったばかりで、よくわかりませんが。お優しいのはよくわかりました。』
チュー太D,マムが答え、後の3人が頷いてます。
『そりゃそうだね、でも此れから解るよ、ララ様の凄さ、優しさ、・・・。』
チュー太Dが何か感慨深げです。
『じゃあ、これから里のチューパパとチューママに会いに行こう。』
そう言うと、6人(6匹?)が転移門の前に並び、チュー太D全員を意識して、
〔転移門転送〕里に行きました。
次話:アザゼル公爵とゲネメ
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 後書き 登場者の紹介 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
チュー太D,マム(チュー太Dママの母)
チュー太DA(チュー太Dママの兄)
チュー太DB(チュー太Dママの弟)
チュー子DA(チュー太Dママの姉)
その子アルファベットの後に数字(1.2.3を付ける)




