724話 マウ元帥探して・図書室
マウ元帥探して・図書室
食堂を出て、マウ元帥を探します。
「取りあえず、図書室行ってみましょうか。」
そう言って、図書室に向います。
「此処の図書室は、ちょっと変わっているんだよね。
図書室に居る書士の人にみたい事調べたい事を聞くと、
個室に案内されて、中に入ると、その類の本が一杯棚に並んでいて
テーブルの上には、最も近いと思われる書籍が積んである。
正に、神達の図書館ともいう所かな、でも、気休めに関係ない本を
見に行くことが出来ないのが欠点?ん?それ欠点なの?」
なんて独り言言いながら歩いていると、図書室に着きます。
ドアを開けて中に入ると、白衣を着たメガネのお姉さんが大きな机に
向って何やら本をめくって調べ物をしている様です。
声をかけづらい雰囲気ですが、この人、何時もこうなんですよね。
かまわず、声を掛けると、こちらを見もせずに、答えてくれます。
「此方にマウ元帥、Cパパ来ていませんか?」
〚最近来ていません、何やら、膨大な、図書館一個分の記憶容量がある
ロボットらしくて、此方に来る必要が無くなったらしいです。
数日前に一度来たッきり、ですね。〛
”たッきり”を強調されました。ちょっとご不満の様です。
「有難うございます、それでも、こちらの知識量に比べたら小さいので、
その内、また来るように成ると思います。」
〚ほんとかしら、まぁ、宜しく言っておいて。〛
(「たまに遊びにおいでと言う事ですね。」)
「承知致しました。伝えます。」
〚いるとしたら個々の裏手に新しく訓練場を作ったみたいだから、
そちらで修行しているのかもね。〛
「有難うございます、行ってみます。」
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