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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
723/967

723話 スパゲッテー4皿


「クキあなた、食事は終わっていたの?」

『まだです、あの時は食事の気分では無くて、上手く行かずに、

 疲れて茫然として、椅子に座って、脱力していました。』


「どおりで、口開けていたもんね。」

『え-?そんなこと無いですよぉ・・・。』

クキが何かを思いついた様に、


『ララ様、寝ながらシールド張れないですか?』

「それが出来れば、たいしたもんだよ、

 そう言う時は大抵、魔道具を使うよね。」


『ララ様、それ、作れますか?』

「作れなくは無いと思うけど、材料が必要でただじゃないよ。」


「まぁ、考えている事は、大体わかるけど、こんな所でシールド張って、

 中で口開けて寝ているくらいなら、

 テレポートで部屋に帰った方が良いんじゃない。」


『駄目です、あんな時、部屋に帰ったら、次の日まで寝ちゃいます。』

『それに、疲れた姿を大衆にさらすなんて、乙女の危機です。

 お化粧をする感覚でシールド張れないかしら・・・。』


「それは幻影を見せるって事?」

 『あっ、それもいいですね。』

「おやおや、ま、いいですけど。頑張ってみな。」


ララが話を変える様にトレーを持って、食堂のカウンターに行きます。

「今日のご飯は何でしょう。」


〚今日はスパゲッテー、

 ボローニャ、ボンゴレ、ナポリタン、カルボナーラ。

 大盛も出来るよ。何がいい?〛


熊姉さんがお皿に茹で上がったばかりのスパゲッティーを

載せながら、聞きいて来ます。

『あのぉ、小盛で4種類、駄目ですか?』


〚いいけど、クキ、小盛でも4更に成ると結構有るよ、大丈夫かい。〛

『はい、頑張ります。』

〚頑張る方向性がちょっと違う気がするけど、まぁ、若いから大丈夫ね。〛


「私は小盛で2皿、 ボローニャ、ボンゴレ。」

〚はいヨ、あんたはまともだね。〛


トレーを持ってテーブルに向います。

『ララ様、ひどくないですか、私が普通じゃないみたいに言われましたけど』

「小盛スパゲッティーを4皿、トレー二つに乗せて、持ち歩いて居ればねぇ。」


「でも、訓練で物すごくお腹が空くんです。

 あそこの狼さんなんて、お顔が見えない位の量ですよ。」


口を尖らしながら、ダリンの方を顎でしゃくっていい訳しています。

「あんた、ダリンと比べること自体間違っているよ。」


おしゃべりしながら、食事をして、まったりして、立ち上がると、

クキがまだ休み時間だからと言って、小上がりに行って横に成りました。

食べすぎですね。


最初、シールドが張られていましたが、5分もしない内に、解除されました。

「寝てしまいましたね。寝返り打って、スカートの裾が荒れたら大変です。

 それこそ乙女の危機です。シールドを掛けておきますか、〔シールド〕」


次話:マウ元帥探して・図書室

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