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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
718/970

718話 集団用スクロールデルタの使い方

集団用スクロールデルタの使い方


悪い考えを振り払うようにして、

「何でもないわ、シールドを覚えたから、

 集団用スクロールデルタの使い方を、教えます。」


ロッテが姿勢を正します。ララが集団用スクロールデルタを取りし。

「要するに、シールドの範囲内の者達にこの一つのスクロールデルタで

 情報を誰に転写するのか、全員で良いのかを決めます。」


「反対に、対象外、転写しない者を指定する事も出来ます。」

「まず、遣ってみましょうか。」〔シールド〕


「このシールドの中には、貴方と私の二人だけですけど、100人位まで

 一度の転写する事が出来ます。人数が少ない時は、その者を見て、マーカーを

 付ける様な気持ちをスクロールに伝えるといいわ。」


「逆に外す者を指定する時も同じ要領ね。まぁ、人数が多く成れば全員と

 指示すればいいよ。後は、個人用のスクロールと同じ要領ね。」


ロッテが少し首を傾げて。

『ララ様、このスクロールデルタ、中の魔石の色、感じが違うんですが?』


「ほっほぅ。よく気が付いたね。魔力をたくさん使うから、

 容量の大きい精製魔石を使っているんだ。

 魔力は今までのスクロールの1000倍位入ってるよ。」


ロッテが驚いた様に。

『ララ様、それは一度に1000人出来ると言う事ですか?』


「理屈ではそうだけど、でもロッテはそんなに大きな〔シールド〕

 を張れないでしょう?それに、広い範囲の転写は、魔力を沢山使うから無理ね。

 100人を10回なら出来ると思うよ。」


『では、私の魔力が増えて、〔シールド〕も大きく成れば、

 200人、300人位は出来ます?』


「そうだね。でも、人数を増やすときは、私に相談してね。

 ムラが出来ると大変だから。」


『そうですね、分かりました。』

「じゃあ、続けて、ライトアロー、ファイヤーアローの転写も行うよ。」


ロッテが無言で頷き、あまり時間も掛からずに

ライトアロー、ファイヤーアローの転写が終了しました。

ロッテが難しいい顔をしています。


「どうしたの、まだ、気分が悪いの?」

『あ、いえ、集団用スクロールデルタを使っての講義の復習をしていました。』

「ああ、良かった。明日の朝から、みんなへの講義お願いね。」


『明日は革鎧の講義で宜しかったですか?』

「うん、二日ほど革鎧でやって、その後、ムービング、空中歩行、飛行。

 の順番かな。聞けなかった人の為に、どこかで補講を遣らないと駄目かもね。」


『講義の順番、時間、場所は、私が決めていいんですか?あと、合否も・・・。』

「いいけど、皆が集まりやすい時間、場所にして。

 明日の講義は私も出て、皆にロッテが講師に成った事を周知するわ。」


「10時から食堂ね。」

『はい、お願いします。』

「じゃあ、今日はここまで、終了。」


そう言うとララは部屋に帰ります。

「まだ、22時ですか。お昼を一杯食べてお昼寝までしちゃったから、

 お腹減ってないし、眠くもないですね。」


そう言うと、集団用のスクロールデルタを引っ張り出し、

「AIマスターに送って、10個ぐらいずつ作ってもらいますかね。」


「おっと、革鎧用のスクロールデルタ、ロッテに上げたから、作り直して、と、

 あと、精製魔石も多めに送っておきましょう。」

「コメントも入れて転送マジックポシェットBOXに入れて転送!」


AIマスターに集団用と革鎧学習用スクロールデルタ精製魔石を送りました。

「そろそろ、精製魔石も少なく成って来たので、作っておきますか。」


それから3時間ほど精製魔石を作って、

「疲れたので今日はもう、寝ます。」


いつものお休みルーティンをこなして、

「おやすみなさい。」


次話:講師ロッテ

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