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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
713/966

713話 おいしい豚汁

おいしい豚汁


二人で食堂に入って行くと、

レマとアンがアルテミスとアテナにミルクを上げています。

「おや、アンは双子のお世話もやっているのかい?」


『あ、ララ様。今お部屋を工事しているとの事で、少しの間ですけど、

 双子のお世話もさせて頂いております。かわいいですねぇ』


レマが続けて、

『オト様から、何やら、私がこの子達をあやしていると、周りの人も

 癒されるとかで、ヒーリングルームを作るらしいです。』


「あれま、それは大変だったね。」

『いえ、今日の夕方には出来ると言う事でしたし、私も皆さんのお役に

 立てれば嬉しいので・・・。


ただ、少しの間アンさんにお手伝いお願いしています。』

アンが嬉しそうにしています。


『赤ちゃんはどの子も可愛いです。』

「それは良いけど、アセナは大丈夫?」


『はい、狼租神様の使徒様がいらっしゃって、アセナちゃんは自分が見るから、

 私は此方に来るようにと言われました。』

こりゃ、体よくアセナを取り上げられましたね。


「じゃあ、しばらくこっちに居るんだね。」

『はい、宜しくお願い致します。』

後からアセナの方も見て行きますかねぇ。


ロッテが後ろから背中をつついて、

『ララ様、お腹減りました・・・。』


「はいよ、じゃぁ、熊姉さんの所でお昼ご飯貰ってきまし来ましょうか」

『はーい。』

元気に成りました。


「おば、いや、違った。おね~さ~ん。今日はな~にぃ」

じろりと睨まれ、

〚そこのプレート持って行きな、ごはんと、豚汁はこっちだよ。〛


「おにぎり!!豚汁って、オーク汁ですか?」

〚当たり、まぁ、食べてみな、うまいよ。〛

熊姉さんお勧めの一品ですね。おにぎりも4種類くらいある様です。


〚おにぎりも、豚汁もお代わり自由だよ。〛

「お代わりって、豚汁はどんぶりじゃないですか。

 此れをお代わりするのはダリンくらいじゃないですか?」


〚そうでも無いよ、まぁ、食べてみなよ。〛

何やら熊姉さんが悪戯っぽい目をしています。


ロッテと、席について、

「いただきま~す。」


一口食べて、ビックリ、

ロッテと目を合わせると後は無言で掻き込みました。


『「おかわり!!」』

どんぶりを持って熊姉さんの所に行くと、ニコニコしながら。

〚美味しかったでしょぅ。〛


二人とも無言で頷きます。お代わりの豚汁どんぶりも平らげ、

パンパンのお腹を撫でながら、「『ごちそうさま~!』」

『ララ様、お茶も入りませ~ん。』


「そ、そうだね、ちょっとそこの小上がり(座敷)で休もうか。ふぅ~」

『は~い、』

二人して、はうように歩いて、座敷に転がります。


「ロッテ、あんた、ワンコ言葉どうしたのぉ」

『馬鹿っぽいので止めました。仮にも講師、先生ですから、はぁはぁ』

「わかった、ち、ちょっと休も、」


そう言ったかと思うと、息が落ち着いてきて、寝息が聞こえます。

疲れていますね、二人とも寝てしまいました。


次話:ロッテの講義(革鎧)

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