710話 スクロールデルタで革鎧の使い方を講義
スクロールデルタで革鎧の使い方を講義
『ララ様、起きるにゃー』
「うにゃむにゃ、もうちょっと・・・。」
”ぺしぺしぺし”タマが猫パンチくれてます。
『もうちょっと経ったにゃ~。起きるにゃ~。』
「まだ経ってないでしょー。こんにゃろー!」
捕まえようと、ガバッと起きて毛布ごとタマに
かぶさりましたが、逃げられました。
『ララ様にぶいにゃ~』
(んん、ちょっとくやしい。)
「そうだ、今朝は。スクロールデルタを使って
革鎧の講習するんだ、急がなきゃ。」
ムービングハンドも出して、急いで身繕いして食堂に向います。
食堂に入ると、シオンとクキしか居ません、みんなまだの様です。
熊おばちゃんに食事を貰って、クキたちの前に座ります。
「おはよう、まだ誰も来ていないな。みんな何時頃来るの?」
『九時くらいですね、』
シオンが答えます。
クキが『ララ様、これからこの革鎧の使い方、を教えて下さるんですか?』
「うん、何人か見たけど、上手に使っている者が居ないんだ、
それで、少し前に出来たスクロールデルタを使って、皆に教えようと思う。」
シオンが嫌そうな顔をします。
『以前スクロールデルタ使った事が有りますけど、
あれ気分が悪く成るんですよね。』
「そう、そう指摘が有ったから、今回は、私の講義と、
スクロールデルタを上手く組み合わせて、教えた事を忘れない、
応用も効く様にスクロールデルタの魔方陣を変えてみたんだよ。
今回が最初だけど、上手く行くと思う。」
シオンが、びっくりした様な、期待感たっぷりの顔押します。
『本当ですか、それ絶対みんな喜びます。』
(でも、教える手間がかかるんですよね~。)
九時に成ると三々五々、やって来ます。
「九時半からやるから、早く来た子は食事していてもいいよ~」。
と言うとみんなトレーを持って食事を取りに行き、
食事をはじめました。
そうこうしている内に九時半に成ったので、
「さぁ、そろそろ始めようか、」
そう言ってスクロールデルタを配ります。
遅れてきた子にもスクロールデルタを渡しますが。
教壇代わりの机の前に立つと、
「これから来た子は明日、10時から行うから、それに参加してね」
そう言って、
「じゃあみんな、スクロールデルタを両手で持って、
”発動”と念じて頂戴。」『・・・『発動』・・・』。
スクロールデルタが宙に浮き、頭の上で止まります。
魔方陣が頭の上のスクロールデルタの上下に二つ現れ現れ
頭の上で下が右回転、上が左回転でゆっくり回ります。
「この魔方陣は、これから私が話す講義の理解を促進し、記憶力、
応用力を高める効果を発揮します。さて講義を始めましょう。」
革鎧の使い方について、あれこれ、30分程説明して、
「これで終わります。」
と言うと、頭の上の魔方陣から小さな魔方陣が光の粒の様に降り注ぎ、
頭の中に消えていきます。
みんな『すげ~』とか『これは便利だ』等など言っていますが、
革鎧の使い方も理解できたようです。
「時間があるなら、頭に叩き込むでは無い、この方法が良さそうですね。」
このスクロールデルタのコピーをAIマスターに沢山作ってもらう為、
コメントを付けて、送ります。
次話:ロッテ




