697話 レールガン
レールガン
「さて、レトアとブコイの所に行きますか」
独り言を言って腰を上げ、食堂を出て、二人の所に歩いて行く途中で、
ポウの訓練場の前を通ります。
ポウが両手を広げ、人差し指を立てて、魔法を発動させようとしている様です。
両手を前に出して、『〔キャン〕』
「あっ!」思わず声が出ました。それぞれの指の先から出たのは
ファイヤーアローとライトニングランス、
まだネジネジキャンディーには成って居ません。
これが一つに成れば、超有名なファイヤーボルトですよ。
すごいですね、ポウは雷魔法も打てるんですね。
龍だもんね、雨、風、雷は基本スキルですね。
「ん????!何か思い出しそう」
「何だろ、この感じ、思い出しそうで、
出てこない、・・・。今、何考えた?
〔ライトニングランス〕、
雷を打つ、打ち出す。何を・・・・。
あ、あ、あーーーー!!!。
電磁砲、レールガン。出たーーー。
でも、でも、とんでもない電力が必要だし・・・。」
「んんんん!、何か出る・・・。風と炎!!
タービン回して、発電出来る!!。
あれ?タービン、タービンンンンン?。ジェットエンジンじゃん。
すんごい事思いついちゃった。電気が作れれば文化大革命だよね。
飛行機が出来れば、輸送革命だよ。
でも今は、武器だね。
スクロールデルタが終わったら、レールガン作ってみますかね。」
ご機嫌で、スキップしながらレトアとブコイの所に向います。
次話:レトアとブコイの魔力制御




