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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
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693話 レトアの魔力制御 1

レトアの魔力制御 1


「さてと、レトアとブコイ、先に言って置いた様に、

 今回は私が作ったスクロールデルタによって、

 ちゃんと魔法が覚えられるかの検証を行います。」


『『はい、』』

「二人には同じ魔法を覚えてもらいます。

 人によって差が有るのかの確認も同時に行う為です。」


『『はい!』』

「二人は、眷属基本魔法は何処まで出来ますか?」

レトアが『スプーン回し二つ出来ます。』『僕はまだ一つです。』


少し遅い気がしますが、

この子達は魔力がとんでもなく大きいので制御が難しいんですよね。

「二人とも、こっちに来て、スプーン一つを回してみて。」


ララが傍に来て、スプーン回しの指示を出します。

二人が回す様子を見ていると、


「やはりね。その方法だと難しいよ、

大きな魔力の口を絞って少しづつ出そうとするのは大変だよね、

 魔力を溜める所を二つに分けましょう。


 一つは今まで通り、おへその下、下丹田と言う所ね、

 此処には最大魔力を溜めます。


 もう一つ、みぞおちの所、中丹田と呼ばれる所ね。

 ここに下丹田の1/100位の魔力を置くようにします。


 そして、普通はそこから魔力を取り出して使います。

 少なく成ったら、下丹田から循環補給します。」

二人とも不思議そうな顔をしています


「うん、すぐには分らないよね。じゃあ、まずはレトアからね。

 私と向かい合って座って、両手を繋いでね。


 ゆっくり魔力を流して、下丹田と中丹田の場所を教えるからね、

 大丈夫、目をつむってリラックスして・・・。」

そう言うとゆっくりと右手からレトアに魔力を流していきます。


(念話「私の魔力が流れて行のが判るね、そう、右手から入って、

下に行って左足先まで行ったら戻ります。そして、おへその下。

此処が下丹田。やはり貴方のは大きいわね。」)


ゆっくり魔力を注いでレトアの魔力と混ぜます。

混ぜた魔力を引っ張って右足先まで言って、上に向います。

みぞおちの所までくると、


(「此処が中丹田、此処に少し、下丹田の1/100位の魔力を溜めましょう。」)

ララがレトアの中丹田の中で混ぜた魔力をゆっくり回して、

漏れて行かない様にします。


(「ここは意識して止める、回していないと魔力が逃げるからね。

慣れれば、意識しなくても出来る様に成るよ。


 ついでだから、上丹田にも作りましょう。

上丹田から魔力の供給が出来れば、魔法の発動が凄く早く成るよ。」)


そう言うと、心臓を経由して額の所、で魔力を回します。

ここは中丹田の1/10位の魔力を置きます。


(「上丹田に付いては今は感覚を覚えるだけでいいよ、

取りあえずは中丹田を使える様にするよ。」)


そう言うと魔力を循環させ左手から魔力を戻します。

(「次ね、中丹田に 魔力だまりが有るのが判るわね、

そこから少し魔力を出して、魔法を使います。はい、〔ムービング〕」)


中々難しそうです。

(「お餅を引っ張って伸ばす感じ・・・。あっ、上手。

そう、そんな感じ。慣れるまで、少しやってみて、」)


次話:ブコイの魔力制御

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