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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
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685話 創造神の苦労

創造神の苦労


仕事場、地上を写す水鏡が沢山ある部屋で監視をしていると、

ララを写す水鏡にアラームが鳴ります。

〚ララの奴め、また何かやりおったな〛


アラームのなっている鏡を覗くと、

〚ありゃー、爆弾かぃ。火薬は人に持たせちゃいかんのじゃ。

 人族、魔族、神族、三つのパワーバランスが崩れてしまうわい。〛


〚特に人族は、魔族や神族と異なり、強い魔力や身体強化を持たない代わりに、

 その旺盛な繁殖力と知恵でバランスを取って居たのだからのぉ。〛


〚もし人族が火薬の爆発力を利用する事を覚えたら、魔族を殲滅し、

 さほど時間を掛けずに神族にもその矛先を向けるのは間違いない事じゃ、


 そうなれば、儂とて座してみている訳にはいかんからのぉ。何にしても、

 人族が火薬の力を知るのは、もっと精神が成熟しないと危険じゃな〛


〚と言って、これ以上ララの記憶をいじるのは、

 感付かれる恐れがあるので、ちと不味い。

 今は知らない事が重要なのじゃからな。〛


〚では、どうするかのぉ・・・。やはり、ことわりを少しいじるかの。

 爆発の衝撃、拡張ががその中心から1.0000001倍になった時に力が内側に向い、


 相殺する様にする、その指標は地表からの距離、

 地上では最大の効果を発揮する。〛


〚つまり、地上で爆発は起きないが、上空で破裂する花火は出来る。

 これで良いかな。少し無理があるが、勘弁してもらうとしようのぉ・・・。〛


お年のせいでしょうか独り言が多い様です。

誰に勘弁してもらうのかは分かりませが、

おそらく、ララは感づいて居ますね。


次話:シオン

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